モミール・ベーシック
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
− | '''モミール・ベーシック'''/''Momir BASIC''とは、[[Magic Online]]認定[[フォーマット]]の1つ。[[Magic Online Vanguard]]の[[Momir Vig, Simic Visionary]]と[[基本土地]]のみが使用可能なフォーマット。 | + | '''モミール・ベーシック'''/''Momir BASIC''とは、[[Magic Online]]認定[[フォーマット]]の1つ。[[Magic Online Vanguard]]の[[Momir Vig, Simic Visionary Avatar]]と[[基本土地]]のみが使用可能なフォーマット。 |
− | + | その性質から、[[構築]]や[[リミテッド]]などに比べ、運の要素が極めて強い。 | |
[[Momir Vig, Simic Visionary]][[Avatar|アバター]]が使用可能になって以来、主にカジュアル・ルームでプレイされていた物が正式にサポートされた。 | [[Momir Vig, Simic Visionary]][[Avatar|アバター]]が使用可能になって以来、主にカジュアル・ルームでプレイされていた物が正式にサポートされた。 | ||
==構築ルール== | ==構築ルール== | ||
− | *使用可能カードは[[基本土地]] | + | *使用可能カードは[[基本土地]]([[基本氷雪土地]]も使用可能)のみ。種類は問わないので、各[[基本土地]]12枚でも[[沼/Swamp]]60枚でもかまわない。 |
− | *[[デッキ]]は60枚の[[基本土地]]と[[Momir Vig, Simic Visionary]]のデッキでなくてはならない。 | + | *[[デッキ]]は60枚の[[基本土地]]と[[Momir Vig, Simic Visionary Avatar]]のデッキでなくてはならない。 |
==戦略== | ==戦略== | ||
− | + | 運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。 | |
− | + | ||
− | + | ||
;能力をX=1から起動しない | ;能力をX=1から起動しない | ||
:まず前提として、「土地の[[プレイ]]」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを[[展開]]されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いが[[プレイング]]の大半と言っても良い。 | :まず前提として、「土地の[[プレイ]]」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを[[展開]]されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いが[[プレイング]]の大半と言っても良い。 | ||
:*そのことから、[[マナ・クリーチャー]]や[[ハンド・アドバンテージ]]を得られるクリーチャーは有効性が高い。 | :*そのことから、[[マナ・クリーチャー]]や[[ハンド・アドバンテージ]]を得られるクリーチャーは有効性が高い。 | ||
− | : | + | :1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良い(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。 |
− | :*以前はX= | + | :*以前はX=2から起動する(X=3では起動しない)ことが多かったが、現在では、比較的高確率かつ圧倒的な支配力を持つ[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth|エルドラージ・クリーチャー]]のマナ域に繋げるため、X=5程度まで手札を保持することも多い。 |
;[[基本土地]]は全種類投入 | ;[[基本土地]]は全種類投入 | ||
:この[[フォーマット]]では一切呪文を[[唱える]]ことができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。 | :この[[フォーマット]]では一切呪文を[[唱える]]ことができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。 | ||
:有用な[[起動型能力]]を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。 | :有用な[[起動型能力]]を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。 | ||
− | |||
==その他== | ==その他== | ||
− | |||
強烈なデメリットを持つなど、単純に使うようにデザインされていないクリーチャーを引き当てると、即死してしまったり、大幅に不利になることも多い。 | 強烈なデメリットを持つなど、単純に使うようにデザインされていないクリーチャーを引き当てると、即死してしまったり、大幅に不利になることも多い。 | ||
それらのマナ域で、能力を一切起動しないわけにはいかないだろうから、基本的に対処の方法は皆無である。 | それらのマナ域で、能力を一切起動しないわけにはいかないだろうから、基本的に対処の方法は皆無である。 | ||
− | + | {| class="wikitable" | |
− | + | |- | |
− | + | |X=3||[[田舎の破壊者/Countryside Crusher]]||[[ライブラリー]]がすべて削られる。 | |
− | + | |- | |
− | + | |X=4||[[荒廃の巨人/Desolation Giant]]||自分の他のクリーチャーが壊滅する。 | |
− | + | |- | |
− | + | | rowspan="2" | X=5||[[地ならし屋/Leveler]]||[[ライブラリー]]がすべて削られる。 | |
+ | |- | ||
+ | |[[荒廃の天使/Desolation Angel]]||自分の土地が壊滅する。 | ||
+ | |- | ||
+ | |X=6||[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]||自分の[[パーマネント]]がこれだけになる。クリーチャーは[[状況起因処理]]で消滅。 | ||
+ | |- | ||
+ | |X=7||[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]||[[誘発型能力]]で即死。 | ||
+ | |- | ||
+ | |X=8||[[深海の生息者/Denizen of the Deep]]||自分の他のクリーチャーが壊滅する。 | ||
+ | |} | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[構築]] | *[[構築]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] |
2010年9月10日 (金) 18:39時点における版
モミール・ベーシック/Momir BASICとは、Magic Online認定フォーマットの1つ。Magic Online VanguardのMomir Vig, Simic Visionary Avatarと基本土地のみが使用可能なフォーマット。
その性質から、構築やリミテッドなどに比べ、運の要素が極めて強い。
Momir Vig, Simic Visionaryアバターが使用可能になって以来、主にカジュアル・ルームでプレイされていた物が正式にサポートされた。
目次 |
構築ルール
- 使用可能カードは基本土地(基本氷雪土地も使用可能)のみ。種類は問わないので、各基本土地12枚でも沼/Swamp60枚でもかまわない。
- デッキは60枚の基本土地とMomir Vig, Simic Visionary Avatarのデッキでなくてはならない。
戦略
運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。
- 能力をX=1から起動しない
- まず前提として、「土地のプレイ」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを展開されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いがプレイングの大半と言っても良い。
- そのことから、マナ・クリーチャーやハンド・アドバンテージを得られるクリーチャーは有効性が高い。
- 1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良い(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。
- 以前はX=2から起動する(X=3では起動しない)ことが多かったが、現在では、比較的高確率かつ圧倒的な支配力を持つエルドラージ・クリーチャーのマナ域に繋げるため、X=5程度まで手札を保持することも多い。
- 基本土地は全種類投入
- このフォーマットでは一切呪文を唱えることができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。
- 有用な起動型能力を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。
その他
強烈なデメリットを持つなど、単純に使うようにデザインされていないクリーチャーを引き当てると、即死してしまったり、大幅に不利になることも多い。
それらのマナ域で、能力を一切起動しないわけにはいかないだろうから、基本的に対処の方法は皆無である。
X=3 | 田舎の破壊者/Countryside Crusher | ライブラリーがすべて削られる。 |
X=4 | 荒廃の巨人/Desolation Giant | 自分の他のクリーチャーが壊滅する。 |
X=5 | 地ならし屋/Leveler | ライブラリーがすべて削られる。 |
荒廃の天使/Desolation Angel | 自分の土地が壊滅する。 | |
X=6 | 世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon | 自分のパーマネントがこれだけになる。クリーチャーは状況起因処理で消滅。 |
X=7 | 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable | 誘発型能力で即死。 |
X=8 | 深海の生息者/Denizen of the Deep | 自分の他のクリーチャーが壊滅する。 |