二段攻撃
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 |
細 |
||
1行: | 1行: | ||
− | =二段攻撃 | + | {{情報ボックス/キーワード能力 |
+ | |名前=二段攻撃 | ||
+ | |英名=Double Strike | ||
+ | |種別=[[常在型能力]] | ||
+ | |登場セット=[[レギオン]]、他 | ||
+ | |リーガル=legal | ||
+ | |CR=502.28 | ||
+ | }} | ||
+ | '''二段攻撃/Double Strike'''は、[[クリーチャー]]に関する[[キーワード能力]]の1つ。[[戦闘ダメージ]]を2回与える[[能力]]である。 | ||
''二段攻撃の流れ'' | ''二段攻撃の流れ'' | ||
*二段攻撃・先制攻撃を持つクリーチャーがいるか | *二段攻撃・先制攻撃を持つクリーチャーがいるか | ||
− | Yes 二段攻撃・先制攻撃を持つクリーチャーのための追加の戦闘ダメージ・ステップを行う | + | *:Yes 二段攻撃・先制攻撃を持つクリーチャーのための追加の戦闘ダメージ・ステップを行う |
− | No 通常の流れに沿ってターンを進める | + | *:No 通常の流れに沿ってターンを進める |
− | + | ||
{{#card:Skyhunter Skirmisher}} | {{#card:Skyhunter Skirmisher}} | ||
− | + | 日本語名が「二段攻撃」なので少々紛らわしいが、「攻撃に2回参加する能力」ではない。以下の説明は、利便性を考えて[[先制攻撃]]の説明も併記している。 | |
− | + | ||
− | + | ||
二段攻撃か先制攻撃を持ったクリーチャーが[[攻撃]]するか[[ブロック]]する場合、それが[[戦闘ダメージ・ステップ]]開始時に[[戦闘]]に参加しているならば、追加の戦闘ダメージ・ステップが新たにできる。 | 二段攻撃か先制攻撃を持ったクリーチャーが[[攻撃]]するか[[ブロック]]する場合、それが[[戦闘ダメージ・ステップ]]開始時に[[戦闘]]に参加しているならば、追加の戦闘ダメージ・ステップが新たにできる。 | ||
− | 最初の戦闘ダメージ・ステップでは、二段攻撃か先制攻撃を持つ[[クリーチャー]]のみ戦闘ダメージを与え、通常と同様に処理される。 | + | #最初の戦闘ダメージ・ステップでは、二段攻撃か先制攻撃を持つ[[クリーチャー]]のみ戦闘ダメージを与え、通常と同様に処理される。 |
− | その後、残りのクリーチャーと二段攻撃を持つクリーチャーのための第2戦闘ダメージ・ステップが行われる。 | + | #その後、残りのクリーチャーと二段攻撃を持つクリーチャーのための第2戦闘ダメージ・ステップが行われる。 |
− | *ブロックされたクリーチャーは、[[トランプル]]を持たない限り[[プレイヤー]]にダメージを[[割り振る|割り振ら]] | + | *ブロックされたクリーチャーは、[[トランプル]]を持たない限り[[プレイヤー]]にダメージを[[割り振る|割り振ら]]ない。よって、最初の戦闘ダメージ・ステップで[[ブロック・クリーチャー]]が場を離れても、トランプルを持たない限り第2の戦闘ダメージ・ステップで[[防御プレイヤー]]に戦闘ダメージを割り振ることはできない。 |
− | + | *:もしこのときトランプルを持っていれば、防御プレイヤーにすべての戦闘ダメージが割り振られる(トランプルの定義による)。 | |
− | もしこのときトランプルを持っていれば、防御プレイヤーにすべての戦闘ダメージが割り振られる(トランプルの定義による)。 | + | |
*ブロックされなかった場合もプレイヤーに2回ダメージを与える。 | *ブロックされなかった場合もプレイヤーに2回ダメージを与える。 | ||
*先制攻撃ではないので[[タールルームの勇者/Talruum Champion]]と戦闘になっても第1戦闘ダメージ・ステップでは[[ダメージ]]を与え合うので注意。 | *先制攻撃ではないので[[タールルームの勇者/Talruum Champion]]と戦闘になっても第1戦闘ダメージ・ステップでは[[ダメージ]]を与え合うので注意。 | ||
29行: | 33行: | ||
*小型[[エキスパンション]]初出ながら、その後も継続して採用されている、珍しいキーワード能力である。 | *小型[[エキスパンション]]初出ながら、その後も継続して採用されている、珍しいキーワード能力である。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
*[[レギオン]]以降の[[エキスパンション]]に、これを持つクリーチャー([[赤]]と[[白]])や[[装備品]]が少数存在している。 | *[[レギオン]]以降の[[エキスパンション]]に、これを持つクリーチャー([[赤]]と[[白]])や[[装備品]]が少数存在している。 | ||
**さらに[[空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher]]が[[第10版]]に[[再録]]され、基本セット入りも果たした。 | **さらに[[空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher]]が[[第10版]]に[[再録]]され、基本セット入りも果たした。 | ||
*元ネタは[[カードを作るのは君だ!|You make the Card]]のボツネタだったとか。→ [http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/rb99 最新開発事情ベストテン](Wizards社;英語) | *元ネタは[[カードを作るのは君だ!|You make the Card]]のボツネタだったとか。→ [http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/rb99 最新開発事情ベストテン](Wizards社;英語) | ||
− | * | + | *性質上、能力自体を見れば先制攻撃より優れた能力。そのため、通常は先制攻撃持ちクリーチャーより二段攻撃持ちクリーチャーのほうがコストが高めに設定されている場合が多い。 |
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
43行: | 43行: | ||
*[[戦闘ダメージ・ステップ]] | *[[戦闘ダメージ・ステップ]] | ||
*[[キーワード能力]] | *[[キーワード能力]] | ||
− | *[[ルーリング# | + | *[[ルーリング#キーワード能力|ルーリング]] |
− | |||
{{#cr:502.28}} | {{#cr:502.28}} |
2008年8月30日 (土) 18:21時点における版
二段攻撃/Double Strike | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | レギオン、他 |
CR | CR:702.4 |
二段攻撃/Double Strikeは、クリーチャーに関するキーワード能力の1つ。戦闘ダメージを2回与える能力である。
二段攻撃の流れ
- 二段攻撃・先制攻撃を持つクリーチャーがいるか
- Yes 二段攻撃・先制攻撃を持つクリーチャーのための追加の戦闘ダメージ・ステップを行う
- No 通常の流れに沿ってターンを進める
日本語名が「二段攻撃」なので少々紛らわしいが、「攻撃に2回参加する能力」ではない。以下の説明は、利便性を考えて先制攻撃の説明も併記している。
二段攻撃か先制攻撃を持ったクリーチャーが攻撃するかブロックする場合、それが戦闘ダメージ・ステップ開始時に戦闘に参加しているならば、追加の戦闘ダメージ・ステップが新たにできる。
- 最初の戦闘ダメージ・ステップでは、二段攻撃か先制攻撃を持つクリーチャーのみ戦闘ダメージを与え、通常と同様に処理される。
- その後、残りのクリーチャーと二段攻撃を持つクリーチャーのための第2戦闘ダメージ・ステップが行われる。
- ブロックされたクリーチャーは、トランプルを持たない限りプレイヤーにダメージを割り振らない。よって、最初の戦闘ダメージ・ステップでブロック・クリーチャーが場を離れても、トランプルを持たない限り第2の戦闘ダメージ・ステップで防御プレイヤーに戦闘ダメージを割り振ることはできない。
- もしこのときトランプルを持っていれば、防御プレイヤーにすべての戦闘ダメージが割り振られる(トランプルの定義による)。
- ブロックされなかった場合もプレイヤーに2回ダメージを与える。
- 先制攻撃ではないのでタールルームの勇者/Talruum Championと戦闘になっても第1戦闘ダメージ・ステップではダメージを与え合うので注意。
- ダメージを与えたことで誘発する能力は2回誘発する。→ 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
実質的にパワーが倍になるので、プラスでもマイナスでも修整を与える効果の影響を受けやすい。
- 小型エキスパンション初出ながら、その後も継続して採用されている、珍しいキーワード能力である。
- レギオン以降のエキスパンションに、これを持つクリーチャー(赤と白)や装備品が少数存在している。
- さらに空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisherが第10版に再録され、基本セット入りも果たした。
- 元ネタはYou make the Cardのボツネタだったとか。→ 最新開発事情ベストテン(Wizards社;英語)
- 性質上、能力自体を見れば先制攻撃より優れた能力。そのため、通常は先制攻撃持ちクリーチャーより二段攻撃持ちクリーチャーのほうがコストが高めに設定されている場合が多い。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造