運命の壁/Wall of Fortune
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− | + | 自分がダイスを使う場合にはサポートとして、[[対戦相手]]がダイスを使う場合は妨害として機能する柔軟性が売り。ダイスに関わるカードは[[黒赤]]の[[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]や[[赤緑]]の[[ゴブリンの爆発屋/Goblin Explosioneers]]に多いが、[[デッキ]]の方向性によっては[[タッチ]]してでも使う価値はある。もっともダイスはあくまで運任せ、介入した結果、結局同じ目が出たり、あるいはもっと悪い結果になったりすることもあるだろう。 | |
− | *この[[能力]]は[[起動型能力]]ではなく[[常在型能力]]である。[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]] | + | 単体で見ても[[タフネス]]4とある程度頑丈な[[ブロッカー]]であり、長期戦前提のデッキには向いたスペック。 |
− | *振り直した場合、ダイスは2回振ったことになる。[[ | + | |
+ | *この[[能力]]は[[起動型能力]]ではなく[[常在型能力]]である。[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]中だろうと、[[プレイヤー]]がダイスを振ったならば壁をタップすることでダイスを振り直させることができる。[[スタック]]に置かれることもなければ[[召喚酔い]]の影響も受けることもない。 | ||
+ | *振り直した場合、ダイスは2回振ったことになる。[[運良く/As Luck Would Have It]]は両方の出目の分だけ運勢カウンターを乗せられる。一方で[[騒がしい破滅/Chittering Doom]]などが参照するのは振り直した後の出目のみであり、2回[[誘発]]させることはできない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/167897213898/in-your-faq-you-said-that-as-luck-would-have-it In your FAQ you said that As Luck Would Have It...]([[Blogatog]] [[2017年]]11月26日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | **後に登場した[[フェイワイルドのペテン師/Feywild Trickster]]では、「振り直しは元の出目の代わりとして用いられるため1回しかカウントされない」という回答がある<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/731914518492479488/does-the-goblin-bookie-reroll-ability-count-as-a Does the Goblin Bookie Reroll ability count as a...](Blogatog [[2023年]]10月22日 Mark Rosewater著)</ref>。[[フォーゴトン・レルム探訪]]で[[黒枠]]にダイスが登場したことによる[[ルール]]の整理で挙動が変更されたと思われる。 | ||
*日本語だとわかりづらいが、振りなおせるダイスは複数同時に振ったとしても1つ(a die)だけである。 | *日本語だとわかりづらいが、振りなおせるダイスは複数同時に振ったとしても1つ(a die)だけである。 | ||
− | *運命の壁自身以外の壁をタップすることも出来るが、[[Unstable]] | + | *運命の壁自身以外の壁をタップすることも出来るが、[[Unstable]]に収録されている壁・クリーチャーはこれと[[ジュリアス・マゼモルフ博士/Dr. Julius Jumblemorph]]のみ。 |
==参考== | ==参考== | ||
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*[[カード個別評価:Unstable]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:Unstable]] - [[コモン]] |
2025年1月8日 (水) 18:10時点における最新版
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運命の壁/Wall of Fortune (1)(青)アーティファクト・クリーチャー ― 壁(Wall)
防衛
あなたはあなたがコントロールしていてアンタップ状態の壁(Wall)1体をタップし、任意のプレイヤーにそのプレイヤーが振ったサイコロを振り直させてもよい。
透かし:小型装置団/Order of the Widget
アーティスト:Tom Babbey
Wheel of Fortuneと似た語感の壁。壁をタップすると出目が気に入らないダイスを振り直したり、振り直させたりすることができる。
自分がダイスを使う場合にはサポートとして、対戦相手がダイスを使う場合は妨害として機能する柔軟性が売り。ダイスに関わるカードは黒赤の卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doomや赤緑のゴブリンの爆発屋/Goblin Explosioneersに多いが、デッキの方向性によってはタッチしてでも使う価値はある。もっともダイスはあくまで運任せ、介入した結果、結局同じ目が出たり、あるいはもっと悪い結果になったりすることもあるだろう。
単体で見てもタフネス4とある程度頑丈なブロッカーであり、長期戦前提のデッキには向いたスペック。
- この能力は起動型能力ではなく常在型能力である。呪文や能力の解決中だろうと、プレイヤーがダイスを振ったならば壁をタップすることでダイスを振り直させることができる。スタックに置かれることもなければ召喚酔いの影響も受けることもない。
- 振り直した場合、ダイスは2回振ったことになる。運良く/As Luck Would Have Itは両方の出目の分だけ運勢カウンターを乗せられる。一方で騒がしい破滅/Chittering Doomなどが参照するのは振り直した後の出目のみであり、2回誘発させることはできない[1]。
- 後に登場したフェイワイルドのペテン師/Feywild Tricksterでは、「振り直しは元の出目の代わりとして用いられるため1回しかカウントされない」という回答がある[2]。フォーゴトン・レルム探訪で黒枠にダイスが登場したことによるルールの整理で挙動が変更されたと思われる。
- 日本語だとわかりづらいが、振りなおせるダイスは複数同時に振ったとしても1つ(a die)だけである。
- 運命の壁自身以外の壁をタップすることも出来るが、Unstableに収録されている壁・クリーチャーはこれとジュリアス・マゼモルフ博士/Dr. Julius Jumblemorphのみ。
[編集] 参考
- ↑ In your FAQ you said that As Luck Would Have It...(Blogatog 2017年11月26日 Mark Rosewater著)
- ↑ Does the Goblin Bookie Reroll ability count as a...(Blogatog 2023年10月22日 Mark Rosewater著)