星の揺らぎ/Sway of the Stars

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(11人の利用者による、間の12版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Sway of the Stars}}
 
{{#card:Sway of the Stars}}
  
とんでもない[[リセット]][[ライフ]]以外を初期状態に戻し、そして[[ライフ]]も平等化。
+
とんでもない[[リセット]][[呪文]][[ライフ]]以外を初期状態に戻し、そしてライフを7点に平等化。[[マナ総量]]も10と非常に[[重い]]。もっとも、[[激動/Upheaval]]+[[Timetwister]]+αと考えれば、計算上の[[コスト・パフォーマンス]]は高い。
[[点数で見たマナ・コスト]]も10と非常に[[重い]]
+
もっとも、[[激動/Upheaval]]+[[Timetwister]]+αと考えれば、計算上良好なパフォーマンスではあるが。
+
  
重すぎて一見使い物にならなそうであるが、[[神河ブロック構築]]ではリセット手段として真面目に使われていた(→[[星の揺らぎコントロール]])。
+
重すぎて一見使い物にならなそうであるが、[[神河ブロック構築]]ではリセット手段として使われ、[[トーナメント]]でも好成績を残している(→[[星の揺らぎコントロール]])。
  
[[マナ]]を浮かせて[[プレイ]]し、[[手札]]に[[突然の衝撃/Sudden Impact]]や[[脳髄の渦/Cerebral Vortex]]などが来るのを願うことも出来る(→[[ターボ星の揺らぎ]])。
+
[[マナ]]を浮かせた状態で[[唱える|唱え]][[手札]]に[[突然の衝撃/Sudden Impact]]や[[脳髄の渦/Cerebral Vortex]]などが来るのを願うこともできる(→[[ターボ星の揺らぎ]])。浮かせたマナが無駄になってしまう可能性もあるが、少なくとも突然の衝撃狙いであれば「4マナ以下のカードが手札にゼロ」という状態はかなり珍しいだろう。
[[マナ・バーン]]が懸念材料ではあるが、少なくとも突然の衝撃狙いであれば「4マナ以下のカードが手札にゼロ」という状態はかなり珍しいだろう。
+
  
<!-- また、[[一時的にゲームから取り除くカード]]との相性がいい。取り除かれたカードが戻ってくることで[[アドバンテージ]]が得られる。
+
[[統率者戦]]では[[禁止カード]]に指定されている。
これは全てのリセットカードに言えることでしょう。-->
+
*開発当初は4マナの予定だったが、調整中に6マナになり、さらにやる気のあるテスト[[プレイヤー]]のせいで最終的に10マナに…。確かに6マナ程度はやりすぎなのではあるが。
+
**この「4マナ」というのは[[Once More with Feeling]]を参考にした設定だったのかもしれない。
+
*[[スタック]]上の[[呪文]]は[[ライブラリー]]に加えない。ゆえに通常はこの呪文の解決後にはこの[[カード]]だけが[[墓地]]にあることになる。
+
*[[呪文織りのらせん/Spellweaver Helix]]と相性がいい。たとえばこれと[[力の確約/Promise of Power]]を[[刻印]]して力の確約をプレイすれば、5マナでリセットした上に7/7の[[フライヤー]]が場に出る。
+
<!-- [[トリプルシンボル]]を払えるかが微妙だが。
+
↑このコンボ自体は黒単で実現可能なので、あまりトリプルシンボルがどうというのは問題になりません。 -->
+
  
*あくまで理論的な話になってしまうが、ライフリセット効果が[[無限ライフ]]などの相手に有効。たとえば相手プレイヤーへのダメージを7点以上スタックに乗せ、[[急かし/Quicken]]からこれをプレイすることにより、相手のライフがどれだけ多くても一撃で倒すことができる。
+
*[[スタック]]上の呪文は[[ライブラリー]]に加えない。ゆえに通常はこの呪文の[[解決]]後にはこの[[カード]]だけが[[墓地]]にあることになる。
 +
*[[追放]][[領域]]のカードもライブラリーに加えない。そのため[[ネクロポーテンス/Necropotence]]などとのコンボが可能。また[[待機]]との相性もよい。
 +
*開発当初は4マナの予定だったが、調整中に6マナになり、さらにやる気のあるテスト[[プレイヤー]]のせいで最終的に10マナに……。確かに6マナ程度はやりすぎなのではあるが。
 +
**この「4マナ」というのは[[Once More with Feeling]]を参考にした設定だったのかもしれない。
 +
**これ以降、性能を抑えられたカードが登場すると、冗談半分で「熱心なテストプレイヤー」のせいにされるように。
 +
*[[呪文織りのらせん/Spellweaver Helix]]と相性がよい。たとえばこれと[[力の確約/Promise of Power]]を[[刻印]]して力の確約を唱えれば、5マナでリセットした上に7/7の[[フライヤー]]が[[戦場に出る]]。
 +
*あくまで理論的な話になってしまうが、ライフリセット効果が[[無限ライフ]]などの相手に有効。たとえば、[[対戦相手]]に7点以上の[[ダメージ]]を[[与える|与え]]られる呪文や能力をスタックに乗せた状態で、[[急かし/Quicken]]などからこれを唱えることにより、対戦相手のライフがどれだけ多くても一撃で[[勝利]]することができる。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20050201.html 本当と嘘と裏技と裏話 ――神河謀叛の話の続き]([[タカラトミー]]:[[Aaron Forsythe]])
+
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af51 True, False, Tidbits, and Tricks] ([[WotC]]、文:[[Aaron Forsythe]]、英語)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/aa166 Swaying To The Stars]([[WotC]]、文:[[Anthony Alongi]])
+
*[http://web.archive.org/web/20080121045330/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20050201.html 本当と嘘と裏技と裏話 ――神河謀叛の話の続き] [[タカラトミー]]、上の記事の邦訳)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/as73 Sway of the Stars]([[WotC]]、文:[[Adrian Sullivan]])
+
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/aa166 Swaying To The Stars] [[WotC]]、文:[[Anthony Alongi]]、英語)
*[[カード個別評価:神河ブロック]]
+
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/as73 Sway of the Stars] [[WotC]]、文:[[Adrian Sullivan]]、英語)
 +
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/arcana/975 Sketches: Sway of the Stars] イラストのスケッチや全景 (2005年12月21日 Magic Arcana)  
 +
*[[リセットカード]]
 +
*[[カード個別評価:神河謀叛]] - [[レア]]

2021年5月4日 (火) 20:00時点における最新版


Sway of the Stars / 星の揺らぎ (8)(青)(青)
ソーサリー

各プレイヤーは自分がオーナーである手札、墓地、すべてのパーマネントを自分のライブラリーに加えて切り直す。その後カードを7枚引く。各プレイヤーの総ライフは7になる。


とんでもないリセット呪文ライフ以外を初期状態に戻し、そしてライフを7点に平等化。マナ総量も10と非常に重い。もっとも、激動/UpheavalTimetwister+αと考えれば、計算上のコスト・パフォーマンスは高い。

重すぎて一見使い物にならなそうであるが、神河ブロック構築ではリセット手段として使われ、トーナメントでも好成績を残している(→星の揺らぎコントロール)。

マナを浮かせた状態で唱え手札突然の衝撃/Sudden Impact脳髄の渦/Cerebral Vortexなどが来るのを願うこともできる(→ターボ星の揺らぎ)。浮かせたマナが無駄になってしまう可能性もあるが、少なくとも突然の衝撃狙いであれば「4マナ以下のカードが手札にゼロ」という状態はかなり珍しいだろう。

統率者戦では禁止カードに指定されている。

[編集] 参考

QR Code.gif