マルフェゴール/Malfegor

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(オーとゼロの間違い)
 
(10人の利用者による、間の13版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Malfegor}}
 
{{#card:Malfegor}}
  
6[[マナ]]6/6[[飛行]]と高[[コストパフォーマンス]]の[[デーモン]]・[[ドラゴン]]。
+
6[[マナ]]6/6[[飛行]]と高[[コストパフォーマンス]]の[[伝説の]][[デーモン]]・[[ドラゴン]]。[[あなた|自分]]の[[手札]]をすべて[[捨てる|捨て]]、各[[対戦相手]]に捨てた手札1枚につき[[クリーチャー]]1体の[[生け贄に捧げる|生け贄]]を強要する[[ETB]][[能力]]を持つ。
  
[[手札]]をすべて[[捨てる]][[CIP]][[能力]]には、捨てた手札1枚につき[[クリーチャー]]1体分の[[布告]]効果が付随するが、コストパフォーマンスからするとデメリットとしての面が強いようだ。
+
手札をすべて失うデメリットは痛いが、6/6の飛行[[クリーチャー]][[戦場に出る|戦場に出た]]上にすべての手札がノーコストかつ[[多人数戦]]対応の[[残酷な布告/Cruel Edict]]になると考えると悪いものでもない。手札が0枚でも[[唱える|唱え]]られ、その場合ならノーリスクである。
  
しかし、6/6の飛行[[クリーチャー]]が場に出た上にすべての手札がノーコストかつ[[多人数戦]]対応の[[残酷な布告/Cruel Edict]]になると考えると悪いものでもない。手札が0枚でも[[プレイ]]でき、その場合ならノーリスクである。[[黒赤]]は普通手札の消費が激しい色なので、普通に[[プレイ]]できる頃には手札の枚数を相手のクリーチャーの数以下になるように調整することもそう難しいことではないだろう。
+
逆に、デメリットを無視し能力を当てにするとなると、[[黒赤]]は普通手札の消費が激しい[[]]なので、普通に唱えられる頃には手札の枚数が[[対戦相手]]のクリーチャーの数を下回ってしまうこともあるかもしれない。
  
 
*その能力ゆえ[[暴勇]]との相性が良い。
 
*その能力ゆえ[[暴勇]]との相性が良い。
*[[蘇生]]との相性も良好。能力で[[ブロッカー]]を丸裸にすれば蘇生したカードの攻撃も通しやすい。
+
*[[蘇生]]との相性も良好。能力で[[ブロッカー]]を[[除去]]し、[[対戦相手]]を丸裸にすれば蘇生したカードの攻撃も通しやすい。
 +
*[[デーモン]]・[[ドラゴン]]でありながら、[[悪斬の天使/Baneslayer Angel]]を除去できる稀有なクリーチャーであった。
 +
*[[コンフラックス]]の[[プレリリース・カード]]として、別[[イラスト]]の[[プレミアム・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/conflux-prerelease-card-2009-01-15 Conflux Prerelease Card](Arcana 2009年1月15日)</ref>。[[アイコニックマスターズ]]でもこちらのイラストで[[再録]]された。
 +
 
 +
==開発秘話==
 +
開発時には、ETB能力は「マルフェゴールが戦場に出たとき、あなたの手札を捨てる。あなたはこの方法で捨てたカード1枚につき、[[対象]]のクリーチャー1体を破壊してもよい。」<!--問題を明確にするため、「対象」はあえて旧来の表現を用いています。-->という能力であった。しかし、対象が決定されるのは[[解決]]する前なのに対し、手札を捨てるのは解決時であるため、ETB能力に[[対応して]]何らかの方法で手札の枚数を減らした場合、対象と破壊する数が不一致となるルール上の問題があった(当時は[[再帰誘発型能力]]の概念がなかった)。この問題を解決するため、「[[プレイヤー]]1人を対象とし、そのプレイヤーはこの方法で捨てたカード1枚につき、クリーチャー1体を[[生け贄に捧げる]]。」に変更された。その後、[[Gregory Marques]]が弱体化に悲しんだことを[[Mike Turian]]に話し、現在の「各対戦相手」に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/serious-fun/legend-malfegor-2009-03-17 The Legend of Malfegor](Serious Fan 2009年3月17日)</ref>。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
*[[マルフェゴールの息/Breath of Malfegor]] - 同じく、多人数戦に対応している。
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
詳細は[[マルフェゴール/Malfegor (ストーリー)]]を参照。
+
[[マルフェゴール/Malfegor]]は[[グリクシス/Grixis]]の強大な悪魔。アンデッドの軍団を率いる。詳細は[[マルフェゴール/Malfegor (ストーリー)]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/150 壁紙・待受]
 +
<references />
 +
*[[Malfegor Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
 
*[[カード個別評価:コンフラックス]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:コンフラックス]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]]
 +
__NOTOC__

2019年1月15日 (火) 05:09時点における最新版


Malfegor / マルフェゴール (2)(黒)(黒)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — デーモン(Demon) ドラゴン(Dragon)

飛行
マルフェゴールが戦場に出たとき、あなたの手札を捨てる。各対戦相手は、これにより捨てられたカード1枚につきクリーチャーを1体生け贄に捧げる。

6/6

6マナ6/6飛行と高コストパフォーマンス伝説のデーモンドラゴン自分手札をすべて捨て、各対戦相手に捨てた手札1枚につきクリーチャー1体の生け贄を強要するETB能力を持つ。

手札をすべて失うデメリットは痛いが、6/6の飛行クリーチャー戦場に出た上にすべての手札がノーコストかつ多人数戦対応の残酷な布告/Cruel Edictになると考えると悪いものでもない。手札が0枚でも唱えられ、その場合ならノーリスクである。

逆に、デメリットを無視し能力を当てにするとなると、黒赤は普通手札の消費が激しいなので、普通に唱えられる頃には手札の枚数が対戦相手のクリーチャーの数を下回ってしまうこともあるかもしれない。

[編集] 開発秘話

開発時には、ETB能力は「マルフェゴールが戦場に出たとき、あなたの手札を捨てる。あなたはこの方法で捨てたカード1枚につき、対象のクリーチャー1体を破壊してもよい。」という能力であった。しかし、対象が決定されるのは解決する前なのに対し、手札を捨てるのは解決時であるため、ETB能力に対応して何らかの方法で手札の枚数を減らした場合、対象と破壊する数が不一致となるルール上の問題があった(当時は再帰誘発型能力の概念がなかった)。この問題を解決するため、「プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーはこの方法で捨てたカード1枚につき、クリーチャー1体を生け贄に捧げる。」に変更された。その後、Gregory Marquesが弱体化に悲しんだことをMike Turianに話し、現在の「各対戦相手」に変更された[2]

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

マルフェゴール/Malfegorグリクシス/Grixisの強大な悪魔。アンデッドの軍団を率いる。詳細はマルフェゴール/Malfegor (ストーリー)を参照。

[編集] 参考

  1. Conflux Prerelease Card(Arcana 2009年1月15日)
  2. The Legend of Malfegor(Serious Fan 2009年3月17日)
QR Code.gif