ゼンディカー/Zendikar
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2015年4月28日 (火) 22:55時点における版
ゼンディカー/Zendikarは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeのひとつ。ゼンディカー・ブロックおよび戦乱のゼンディカーブロックの舞台となった。プレインズウォーカー/Planeswalkerのニッサ・レヴェイン/Nissa Revane、キオーラ/Kiora、ナヒリ/Nahiriらの出身地。また、オブ・ニクシリス/Ob Nixilisはゼンディカーでプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを失い、この次元に囚われた。
世界観
秘密と危険に満ちた次元。ゼンディカーの土地に満ちるマナは激しく、力強く、それ自体が呪文のような効果を弾けさせながら脈動している。それはプレインズウォーカー達にとって魅力的な力であり、彼らをゼンディカーへ引き寄せている。都市はほとんど存在せず、そこに住む人々は小さな部族集団や探検仲間で寄り集まって生活している。そこでは、科学技術や魔法体系はあまり発展していないが、遺跡発掘のための探検技術は多く伝承されている。
主な種族は人間、コー、マーフォーク、吸血鬼、ゴブリン、エルフなど。他にも多数の動植物に溢れている。
面晶体/Hedron
ゼンディカー全域に存在する石柱。重力を固定し、周囲の地形をいのままに変えるほどの力を持つ。古代文明の遺跡だと噂されているが、真実はプレインズウォーカー達がエルドラージ封印のために建造したアーティファクトである。
乱動/Roil
ゼンディカーの独特なマナ、面晶体、その獰猛な生態系が相まり、地表に突然暴力的な変化を引き起こされる。地形の変動、異常気象、突発的な破壊、それらはゼンディカーの住民にとってはただの自然現象に過ぎないが、プレインズウォーカー達にとってはゼンディカーを荒々しく文明が興らない次元にしている原因である。
謎に満ちた探検の次元
ゼンディカーの歴史に関心を持つ者は少ないが、この次元はどこか異様な雰囲気を漂わせる。
- 文明が自然に興るにはあまりに過酷な自然環境。
- 面晶体/Hedronと呼ばれる魔力を帯びた結晶がそこかしこに浮かんでいる。ゼンディカーの人々は魔力資源や足場として活用しているが、正体不明の存在である。
- 無数にある遺跡からは多くの宝石や武器、芸術品が発見される。過去にもこれほどの文明があったなら、なぜ今大きく発展した都市が無いのだろうか?
- さまざまな種族の間に、奇妙に共通点のある神話が流布しているのは何故だろうか?
グール・ドラズ/Guul Drazがマラキール/Malakir出身の吸血鬼、アノワン/Anowonはその知的好奇心を大いに躍動させ、ゼンディカーの歴史の闇に迫ろうとしている。彼は特にウギンの目/Eye of Uginと呼ばれる遺跡に関心を寄せているようだ。
牢獄の次元
ゼンディカーは、強大な捕食者エルドラージが封印されている次元である。元々は潤沢なマナが溢れる肥沃な次元だったが、数千年前に3人のプレインズウォーカーによってエルドラージが引き寄せられて以来、ゼンディカーは姿を変えてしまった。面晶体もプレインズウォーカーの1人が残した魔力品である。
エルドラージはゼンディカーの人々の記憶に焼き付き、今も神々として祀られている。その姿を象った記念碑や、その名を冠する遺跡などが多数残っている。
ワールドウェイクの物語で、アノワンと何人かのプレインズウォーカーが交錯し、ついにエルドラージが解き放たれる。
その後
テーロス・ブロックの時代、ゼンディカーはすでにエルドラージに支配されているようだ。彼らに故郷を滅ぼされたキオーラは反抗のため多元宇宙/Multiverseを巡り、力を蓄えている。
キャラクター
- アノワン/Anowon
- ドラーナ/Drana
- イオナ/Iona
- カリタス/Kalitas
- カズール/Kazuul
- リンヴァーラ/Linvala
- ロートス/Lorthos
- オムナス/Omnath
- サーダ・アデール/Thada Adel
- タクタク/Tuktuk
- レクシャル/Wrexial
登場カード
- アクーム/Akoum (次元カード)
- アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)
- ムラーサ/Murasa (次元カード)
- タジーム/Tazeem (次元カード)