秘策
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==定義== | ==定義== | ||
− | '''秘策'''/''Hidden Agenda''は、「この策略を統率領域に[[裏向き]]で置いた状態で[[ゲーム]]を始め、秘密裏に[[カード名]] | + | '''秘策'''/''Hidden Agenda''は、「この策略を統率領域に[[裏向き]]で置いた状態で[[ゲーム]]を始め、秘密裏に[[カード名]]を1つ指定する。あなたはいつでもこの策略を[[表向き]]にして、指定したカードの名前を公表してもよい。」を意味する。 |
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===ルール=== | ===ルール=== | ||
− | * | + | *[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]に存在するカード名のみ指定できる。詳細は[[名前]]の項を参照。 |
+ | *秘密裏にカード名を指定する方法はルール上明確に定められてはいないが、メモなどの紙片に記入し一緒に裏向きにしておくのが推奨される。 | ||
**秘策を持つカードが複数ある場合、指定した名前がどのカードと関連付けられているかを区別しておく必要がある。 | **秘策を持つカードが複数ある場合、指定した名前がどのカードと関連付けられているかを区別しておく必要がある。 | ||
*カード名は、策略カードを統率領域に置く際に指定する。策略カードを表向きにする際や、あるいは[[ドラフト]]中ではない。 | *カード名は、策略カードを統率領域に置く際に指定する。策略カードを表向きにする際や、あるいは[[ドラフト]]中ではない。 | ||
+ | **それぞれのゲームで別のカード名を指定することができる。 | ||
*[[プレイヤー]]は[[優先権]]があるときにはいつでも、裏向きの策略カードを表向きにすることができる。これは[[特別な処理]]である。[[スタック]]を用いることはないため[[対応して]]何かを行うことはできず、表向きになった策略カードの能力は直ちに[[ゲーム]]に影響する。 | *[[プレイヤー]]は[[優先権]]があるときにはいつでも、裏向きの策略カードを表向きにすることができる。これは[[特別な処理]]である。[[スタック]]を用いることはないため[[対応して]]何かを行うことはできず、表向きになった策略カードの能力は直ちに[[ゲーム]]に影響する。 | ||
+ | **表向きにするタイミングには注意。例えば[[予想外の潜在力/Unexpected Potential]]ならば指定したカードを[[唱える|唱え]]始める前に表向きにしなければ恩恵を受けられない。 | ||
+ | **通常、秘策の恩恵を受けられる直前まで表向きにする必要はないが、あえて早期に表向きにすることで[[ブラフ]]や政治的駆け引きに利用することも可能。 | ||
*秘策と指定したカード名を参照する[[能力]]は[[関連している能力]]である。1つの秘策を持つ策略カードで指定したカード名を他のカードが参照することは無い。 | *秘策と指定したカード名を参照する[[能力]]は[[関連している能力]]である。1つの秘策を持つ策略カードで指定したカード名を他のカードが参照することは無い。 | ||
*プレイヤーがゲームを離れるかゲームが終了したとき、プレイヤーは自分の統率領域に置かれている裏向きの策略カードを全てのプレイヤーに公開する。 | *プレイヤーがゲームを離れるかゲームが終了したとき、プレイヤーは自分の統率領域に置かれている裏向きの策略カードを全てのプレイヤーに公開する。 |
2014年6月18日 (水) 19:45時点における版
秘策/Hidden Agenda | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | コンスピラシー |
CR | CR:702.106 |
秘策(ひさく)/Hidden Agendaは、コンスピラシーで新たに制定されたキーワード能力。策略が持つ常在型能力であり、統率領域で機能する。
Immediate Action / 即応行動
策略
策略
秘策(この策略を統率領域に裏向きで置いた状態でゲームを始め、秘密裏にカード名1つを選ぶ。あなたはいつでもこの策略を表向きにして、そのカード名を公表してもよい。)
あなたがコントロールする選ばれた名前を持つクリーチャーは速攻を持つ。
定義
秘策/Hidden Agendaは、「この策略を統率領域に裏向きで置いた状態でゲームを始め、秘密裏にカード名を1つ指定する。あなたはいつでもこの策略を表向きにして、指定したカードの名前を公表してもよい。」を意味する。
解説
ルール
- マジックに存在するカード名のみ指定できる。詳細は名前の項を参照。
- 秘密裏にカード名を指定する方法はルール上明確に定められてはいないが、メモなどの紙片に記入し一緒に裏向きにしておくのが推奨される。
- 秘策を持つカードが複数ある場合、指定した名前がどのカードと関連付けられているかを区別しておく必要がある。
- カード名は、策略カードを統率領域に置く際に指定する。策略カードを表向きにする際や、あるいはドラフト中ではない。
- それぞれのゲームで別のカード名を指定することができる。
- プレイヤーは優先権があるときにはいつでも、裏向きの策略カードを表向きにすることができる。これは特別な処理である。スタックを用いることはないため対応して何かを行うことはできず、表向きになった策略カードの能力は直ちにゲームに影響する。
- 表向きにするタイミングには注意。例えば予想外の潜在力/Unexpected Potentialならば指定したカードを唱え始める前に表向きにしなければ恩恵を受けられない。
- 通常、秘策の恩恵を受けられる直前まで表向きにする必要はないが、あえて早期に表向きにすることでブラフや政治的駆け引きに利用することも可能。
- 秘策と指定したカード名を参照する能力は関連している能力である。1つの秘策を持つ策略カードで指定したカード名を他のカードが参照することは無い。
- プレイヤーがゲームを離れるかゲームが終了したとき、プレイヤーは自分の統率領域に置かれている裏向きの策略カードを全てのプレイヤーに公開する。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.106 秘策/Hidden Agenda
- 702.106a 秘策は、秘策を持つ策略・カードが統率領域に置かれる際に働く常在型能力である。「秘策/Hidden Agenda」とは、「あなたがこの策略・カードを統率領域に置くに際し、これを裏向きにし、秘密裏に名前1つを選ぶ。」を意味する。
- 702.106b 秘密裏に名前1つを選ぶために、その名前を紙片に書き、裏向きの策略・カードとともに置く。
- 702.106c 優先権を持つときならいつでも、自分がコントロールしている統率領域にある裏向きの策略・カードをオモテ向きにすることができる。これは特別な処理である。そうすることによって、選ばれた名前が公開される。rule 116.2j 参照。
- 702.106d 秘策と、秘策を持つオブジェクトの持つ「指定した名前/the chosen name」に言及する能力は関連している。その2つ目の能力は、そのオブジェクトの秘策 能力の結果として指定された名前だけを参照する。rule 607.2d 参照。
- 702.106e プレイヤーがゲームから離れる場合、そのプレイヤーがコントロールしている裏向きの策略・カードはすべてのプレイヤーに公開される。各ゲームの終わりに、裏向きのすべての策略・カードはすべてのプレイヤーに公開されなければならない。
- 702.106f 「両策/Double Agenda」は、秘策 能力の変種である。両策を持つ策略・カードを統率領域に置くに際して、1つではなく2つの異なる名前を秘密裏に指定する。その名前を公開するまで、秘密裏に選んだ名前は公開しない。
- 702.106 秘策/Hidden Agenda
- 702 キーワード能力