軍拡競争/Arms Race
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エンチャント
(3)(赤):あなたの手札にあるアーティファクト・カード1枚を戦場に出してもよい。そのアーティファクトは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
基本的な運用法は騙し討ちと同様で、重量級のマナ・コストを持つカードを1ターンのみの使い捨てで運用できる。しかしながら、騙し討ちと比べて起動コストが相当重く調整されており、最初の起動までに計8マナかかるのは難点。踏み倒し効率の悪さは否めず、カード次第だが素出しするのとさして変わらないという状況も多々あるだろう。2枚目が腐るというのも無視できない弱点。同セットのファイレクシアへの門/Portal to Phyrexiaや試作カードは有力な踏み倒し候補と言えるが、試作カードは唱えることを条件としたETB持ちも多いほか、ランプなど堅実な戦術も選べるため、これを優先する理由に乏しいのが実情。
起動型能力は対戦相手のターンにも起動できるため、うまく利用していきたい。ファイレクシアへの門などは対戦相手のターン中に起動すればアップキープ・ステップの能力も誘発でき、機体も搭乗要員を確保しやすい。他にもアンタップ・ステップを挟むことで永久の水蓮/Timeless Lotusを一時的なマナ加速として使えるなど、非クリーチャーを踏み倒せることから騙し討ち/Sneak Attack系列より重要なテクニックとして覚えておきたい。
モダン以下のフォーマットにおいては、手札から毎ターン再利用が可能なイシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sahや、対戦相手のターンに出してからアーティファクト・クリーチャーを踏み倒して装備後に戦闘ダメージを通すことで自壊を無視できる束縛の刃、エルブラス/Elbrus, the Binding Bladeなどとシナジーを有する。
- 過去の騙し討ちの亜種では青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Bloodedが最も近い。