機知ある怨怒取り/Witty Roastmaster
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クリーチャー — デビル(Devil) 市民(Citizen)
団結 ― これでないクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、機知ある怨怒取りは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
3/2団結して本体火力を飛ばすデビルの市民。穴掘り土百足/Tunneling Geopedeの誘発条件が上陸から団結になった。
1回1回のダメージはささやかだが、ブロッカーに阻まれずじわじわとライフを削ることができる。ニューカペナの街角はトークンなどを含めて市民を次々と並べるデッキを組める環境であるため、リミテッドでは序盤に出しておくとなかなか馬鹿にならない総ダメージを叩き出してくれるだろう。タイプ的カードと組み合わせれば言う事無し。奇襲持ちと合わせれば突然の大ダメージを狙え、対戦相手の計算を狂わせやすい。
ニューカペナの街角現在、赤単色で衝撃の震え/Impact Tremors系統の能力を内蔵したクリーチャーでは最も軽い。クリーチャーを無限に出せる・出し入れできる・無限ではないが大量展開できるコンボを持つデッキならば構築でも活躍できるだろう。登場時のスタンダードならば語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytelling+にやにや笑いのイグナス/Grinning Ignusなどが相方候補に挙がる。
- 自軍クリーチャーが戦場に出るたびライフを失わせるクリーチャーとしては、白黒だがより軽量の死体騎士/Corpse Knightも存在している。
- 緑の社交界の野心家/Social Climberとは対になっている。
[編集] 名前について
アメリカにはRoastという著名人にあえて辛辣なコメントを投げかけるコメディジャンルがあり、"Roastmaster"とはその進行役のことを指す。これは"Toastmaster"(宴会の司会者)をもじったものであるとされる。
また、「機知ある」と訳されている"Witty"には「シャレがうまい」という意味もある(日本でも「ウィットに富んだ」という言い回しで使われている)。すなわち、このクリーチャーは言葉巧みにディスってくるコメディアンというわけである。
一方、Roastには焙り焼きという意味もある。イラストを見る限りダブルミーニングのようであり、このデビルは精神的にも肉体的にも痛手を負わせてくるようだ。
運が良ければ、あなたは自尊心を丸焦げにされただけでその場を立ち去ることになるだろう。
- 日本語版ではRoastmasterは「怨怒(おんど)取り」と訳されており、音頭取り(集団で歌や踊りをする際に先陣を切って他の人を導く人、転じて物事を先導する人)と掛けられている。歌や踊りを提供する舞台座一家/The Cabarettiの所属という点では前者と、Roastmasterがまさにローストの先導役という点では後者と合致している。