流砂/Quicksand

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[[クリーチャー]][[除去]]できる数少ない強力な[[土地]]。
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[[攻撃クリーチャー]]を砂の中へ引きこんでマイナス[[修整]]を与える[[土地]]。
  
[[飛行]]クリーチャーは除去できないが、飛行を持つクリーチャーの方が圧倒的に少ないので、この条件はあまりデメリットにならない。ただし、[[攻撃クリーチャー]]という制約上[[システムクリーチャー]]を除去できる可能性は低い。
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攻撃クリーチャーかつ[[飛行]]持ちでないという制限はあるものの、[[マナ]]が生み出せる土地でありながら[[タフネス]]2までのクリーチャーを[[除去]]できる強力なカード。[[パワー]]も減らすため、[[ブロック・クリーチャー]]と合わせての除去もし易い。
  
初出当時の[[スタンダード]]は[[再生]]持ちの[[リバー・ボア/River Boa]]や、[[プロテクション]]持ちの[[サルタリーの僧侶/Soltari Priest]]など、[[タフネス]]1〜2域に除去しにくい優秀クリーチャーが多かったので非常によく[[トーナメント]]で見かけられた。トーナメントでの使用率の高さは、[[第4版]]退場で[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]が抜けた穴を埋めるのに使われたことも大きく寄与している。
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初出当時の[[スタンダード]]は[[再生]]持ちの[[リバー・ボア/River Boa]]や、[[プロテクション]]持ちの[[サルタリーの僧侶/Soltari Priest]]など、[[タフネス]]1〜2域に除去しにくい優秀クリーチャーが多かったので非常によく[[トーナメント]]で見かけられた。トーナメントでの使用率の高さは、[[第4版]]退場で[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]が抜けた穴を埋めるのに使われたことも大きく寄与している。また、同じビジョンズに収録された[[歴戦の歩兵/Infantry Veteran]]と条件が一致しているため、それを流砂対策に使用する[[白ウィニー]]もあった。
  
[[無色マナ]]ではあるものの、きちんと1[[マナ]]出る点もポイント。
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*[[マナバーン]]誌において、[[藤田剛史]]が好きな[[カード]]に挙げている。今じゃこんな強さは考えられない、と[[カードパワー]]の高さを語っていたが、直後の[[第9版]]で[[再録]]され、[[第10版]]でも続けて[[再録]]されている。
 
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**[[ワールドウェイク]]では[[コモン]]として再録。これにより[[パウパー]]で使えるようになった。
*[[マナバーン]]誌において、[[藤田剛史]]が好きなカードに挙げている。今じゃこんな強さは考えられない、と[[カードパワー]]の高さを語っていたが、直後の[[第9版]]で[[再録]]され、[[第10版]]でも続けて[[再録]]されている。
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*[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]で[[砂漠/Desert]]が再録され、[[時のらせんブロック]]が[[スタンダード]]だった時期には共演も可能だった。どちらを取るか、好みが分かれるところ。
 
*[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]で[[砂漠/Desert]]が再録され、[[時のらせんブロック]]が[[スタンダード]]だった時期には共演も可能だった。どちらを取るか、好みが分かれるところ。
*ビジョンズ版(第9版・第10版)の{{日本語画像|Quicksand~10E|イラスト}}は砂に沈んでいる人の腕が描かれており、なかなか怖い。
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*[[ビジョンズ]]版(第9版・第10版)の{{Gatherer|id=3754|イラスト}}は砂に沈んでいる人の腕が描かれており、なかなか怖い。
*[[ワールドウェイク]]の[[ゼンディコン]][[サイクル]]を[[エンチャント]]すれば、能力を[[起動]]し[[墓地]]へ置かれても[[手札]]へ戻る。だたし、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]するか、起動型能力で除去するかの判断が必要。
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*[[ワールドウェイク]]の[[ゼンディコン]][[サイクル]]を[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]すれば、[[能力]]を[[起動]]し[[墓地]]へ置かれても[[手札]]へ戻る。ただし、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]するか、起動型能力で除去するかの判断が必要。
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*元々は[[ミラージュ]]の[[カード]]としてデザインされていたが、[[ビジョンズ]]に移籍された[[カード]]の内の1枚<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mirage-playtest-cards-2002-02-19 Mirage playtest cards]([[Daily MTG]] Arcana 2002年2月19日)</ref>。
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==参考==
 
==参考==
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<references />
 
*[[非マナ能力を持つ土地]]
 
*[[非マナ能力を持つ土地]]
 
*[[The Top 50 Nonbasic Lands]] 第26位
 
*[[The Top 50 Nonbasic Lands]] 第26位
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*[[カード個別評価:第10版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:コンスピラシー]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[アンコモン]]

2023年5月15日 (月) 03:43時点における最新版


Quicksand / 流砂
土地

(T):(◇)を加える。
(T),流砂を生け贄に捧げる:飛行を持たない攻撃しているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-1/-2の修整を受ける。


攻撃クリーチャーを砂の中へ引きこんでマイナス修整を与える土地

攻撃クリーチャーかつ飛行持ちでないという制限はあるものの、マナが生み出せる土地でありながらタフネス2までのクリーチャーを除去できる強力なカード。パワーも減らすため、ブロック・クリーチャーと合わせての除去もし易い。

初出当時のスタンダード再生持ちのリバー・ボア/River Boaや、プロテクション持ちのサルタリーの僧侶/Soltari Priestなど、タフネス1〜2域に除去しにくい優秀クリーチャーが多かったので非常によくトーナメントで見かけられた。トーナメントでの使用率の高さは、第4版退場でミシュラの工廠/Mishra's Factoryが抜けた穴を埋めるのに使われたことも大きく寄与している。また、同じビジョンズに収録された歴戦の歩兵/Infantry Veteranと条件が一致しているため、それを流砂対策に使用する白ウィニーもあった。

[編集] 参考

  1. Mirage playtest cards(Daily MTG Arcana 2002年2月19日)
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