屍賊/Nim

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'''屍賊'''/''Nim''は、[[ミラディン・ブロック]]および[[ミラディンの傷跡ブロック]]に登場する、[[黒]]の[[クリーチャー]]群である。
  
[[ミラディン/Mirrodin]]の沼地、[[メフィドロス/Mephidross]](ドロス)に生息するアンデッド。
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==ストーリー上の設定==
奇妙なヘルメット状の金属板で頭部を覆っているのが特徴である。
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[[ミラディン/Mirrodin]]の沼地、[[メフィドロス/Mephidross]](ドロス)に生息するアンデッドであり、ドロスに充満する腐食金属のガス、[[屍気の霧/Necrogen Mists]]によって産み出される。この霧に長時間触れていると、生物は精神と肉体を蝕まれ、最終的にこの異形の怪物となる。
  
ドロスに充満する腐食金属のガス、[[屍気の霧/Necrogen Mists]]によって産み出される。
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奇妙なヘルメット状の金属板で頭部を覆っているのが特徴で、辺りに疫病をばら撒く。思考こそしないが、多くは若干の人間性(および元々の生物としての性質)が残されており、自らの苦しみと恐怖を他者に与えるべく行動するとされる。このため度々群れを成して[[平地]]である[[剃刀ヶ原/Razor Fields]]へ侵攻し、[[オーリオック/Auriok]]や[[レオニン/Leonin]]と敵対する。
この霧に長時間触れていると、生物は精神と肉体を蝕まれ、最終的にこの異形の怪物となる。
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思考こそしないが、多くは若干の人間性が残されており、自らの苦しみと恐怖を他者に与えるべく行動する。
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*このヘルメットは[[頭蓋囲い/Cranial Plating]]と[[屍賊の死のマント/Nim Deathmantle]]としてカード化(いずれも[[装備品]])されている。
群れを成して[[剃刀ヶ原/Razor Fields]]へ侵攻するのもこのためであろう。
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ゲーム上では[[ゾンビ]]に区分される。
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==ゲーム上の設定==
[[コントロール]]する[[アーティファクト]]の数を自らの[[パワー]]に算入する[[能力]]を持つものが多く、屍賊の代名詞ともなっている。
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[[クリーチャー・タイプ]][[ゾンビ]]に区分される。
[[親和#deck|頭蓋囲い/Cranial Plating]]として[[装備品]]化されたこの能力は、[[フィフス・ドーン]]後の[[親和デッキ]]にさらなる爆発力を与えた。
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<!-- 上記データはカードのフレイバーテキストから。
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{{#card:Nim Lasher}}
「疫病を振りまく」(《屍賊の金切り魔/Nim Shrieker》フレイバー)ことの詳細、アーティファクトと親和してパワーが上がる能力の正体、モリオックとの関係(霧によって人→モリオック→屍賊と変化?)などがよく解りませんでした。あとは小説読んだ方などにお任せします -->
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*ちなみに英語名の「Nim」は造語。別の意味の英単語として存在はするが、上記のような生物や怪物に近い意味を持つわけではない。
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[[ミラディン・ブロック]]においては、[[コントロール]]する[[アーティファクト]]の数を自らの[[パワー]]に算入する[[常在型能力]]を持つものが大半であり、屍賊の代名詞ともなっていた。[[頭蓋囲い/Cranial Plating]]として[[装備品]]化されたこの能力は、[[フィフス・ドーン]]後の[[親和 (デッキ)|親和デッキ]]にさらなる爆発力を与えた。
無論日本語訳も有る筈が無く、「屍賊」という訳語そのものも完全な造語。極めて珍しい例であり、ある意味で名訳とも言える。
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[[ミラディンの傷跡ブロック]]でも復活しており、[[ファイレクシア/Phyrexia|ファイレクシア]]陣営[[感染]]持ちクリーチャーの一角を成す。これは当初からの設定「疫病を振りまく」([[屍賊の金切り魔/Nim Shrieker]]の[[フレイバー・テキスト]]参照)にも合致している。しかし元々の能力に近い[[金属術]]を持つものは残念ながら[[新たなるファイレクシア]]現在は存在しない。
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==備考==
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*英語名の「Nim」は造語。別の意味の英単語として存在はするが、上記のような生物や怪物に近い意味を持つわけではない。
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**むろん日本語訳もあるはずがなく、「屍賊」という訳語そのものも完全な造語。極めて珍しい例であり、ある意味で名訳とも言える。(→[[誤訳/名訳]])
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*[[神河物語]]の[[返礼/Reciprocate]]の[[イラスト]]にも、屍賊風の姿のクリーチャー(大峨?)が登場している。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード名:屍賊|カード名「屍賊」で検索]](Whisper)
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*{{WHISPER検索/カード名|屍賊}}
*[[誤訳/名訳]]
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*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2023年9月27日 (水) 04:03時点における最新版

屍賊/Nimは、ミラディン・ブロックおよびミラディンの傷跡ブロックに登場する、クリーチャー群である。

目次

[編集] ストーリー上の設定

ミラディン/Mirrodinの沼地、メフィドロス/Mephidross(ドロス)に生息するアンデッドであり、ドロスに充満する腐食金属のガス、屍気の霧/Necrogen Mistsによって産み出される。この霧に長時間触れていると、生物は精神と肉体を蝕まれ、最終的にこの異形の怪物となる。

奇妙なヘルメット状の金属板で頭部を覆っているのが特徴で、辺りに疫病をばら撒く。思考こそしないが、多くは若干の人間性(および元々の生物としての性質)が残されており、自らの苦しみと恐怖を他者に与えるべく行動するとされる。このため度々群れを成して平地である剃刀ヶ原/Razor Fieldsへ侵攻し、オーリオック/Auriokレオニン/Leoninと敵対する。

[編集] ゲーム上の設定

クリーチャー・タイプゾンビに区分される。


Nim Lasher / 屍賊の殴打者 (2)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

屍賊の殴打者は、あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき+1/+0の修整を受ける。

1/1

ミラディン・ブロックにおいては、コントロールするアーティファクトの数を自らのパワーに算入する常在型能力を持つものが大半であり、屍賊の代名詞ともなっていた。頭蓋囲い/Cranial Platingとして装備品化されたこの能力は、フィフス・ドーン後の親和デッキにさらなる爆発力を与えた。

ミラディンの傷跡ブロックでも復活しており、ファイレクシア陣営感染持ちクリーチャーの一角を成す。これは当初からの設定「疫病を振りまく」(屍賊の金切り魔/Nim Shriekerフレイバー・テキスト参照)にも合致している。しかし元々の能力に近い金属術を持つものは残念ながら新たなるファイレクシア現在は存在しない。

[編集] 備考

  • 英語名の「Nim」は造語。別の意味の英単語として存在はするが、上記のような生物や怪物に近い意味を持つわけではない。
    • むろん日本語訳もあるはずがなく、「屍賊」という訳語そのものも完全な造語。極めて珍しい例であり、ある意味で名訳とも言える。(→誤訳/名訳
  • 神河物語返礼/Reciprocateイラストにも、屍賊風の姿のクリーチャー(大峨?)が登場している。

[編集] 参考

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