センギアの吸血鬼/Sengir Vampire

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[[アルファ]]版より存在する由緒正しき[[吸血鬼]]。[[セラの天使/Serra Angel]]と同等の5[[マナ]]4/4[[飛行]]という優秀な基本性能に加え、いわゆる[[吸血能力]]を持つ。
 
[[アルファ]]版より存在する由緒正しき[[吸血鬼]]。[[セラの天使/Serra Angel]]と同等の5[[マナ]]4/4[[飛行]]という優秀な基本性能に加え、いわゆる[[吸血能力]]を持つ。
  
吸血能力のおかげで[[対戦相手]]は[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をためらうことが多く、単なる飛行[[クリーチャー]]より[[攻撃]]が通りやすい。また古の時代には、[[Nettling Imp]]で攻撃を強要させたクリーチャーをブロックしたり、交戦中のクリーチャーを[[Contagion]]で縮小させたりして、積極的に吸血能力が活用されていた。
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吸血能力のおかげで[[対戦相手]]は[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をためらうことが多く、単なる飛行[[クリーチャー]]より[[攻撃]]が通りやすい。[[]][[タフネス]]4であるため[[恐怖/Terror]]にも[[稲妻/Lightning Bolt]]にも[[除去耐性]]があるのも強みであった。
  
[[第4版]]を最後に[[スタンダード]]から姿を消していたが、[[トーメント]]で[[レア]]として[[再録]]された。しかし、[[インベイジョン]]が使えるころは[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]に[[焼く|焼か]]れ、それが[[落ちる|落ち]]た後の[[オンスロート]]で[[戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadful]]という化け物が登場。周りが掟破りなパワーカードのオンパレードだったため、当時は影が薄かった。
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吸血能力は地味ではあるが、何度か[[誘発]]させることができればより頼れる性能に成長するため侮れない。古の時代には、[[Nettling Imp]]で攻撃を強要させたクリーチャーをブロックしたり、交戦中のクリーチャーを[[Contagion]]で縮小させたりして、積極的に活用されていた。
  
その後[[第9版]]で[[基本セット]]に復帰したが、その際も[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]]や[[骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire]]など、他の優秀な[[]]クリーチャーにお株を奪われがちだった。
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[[第4版]]を最後に[[スタンダード]]から姿を消していたが、[[トーメント]]で[[再録]]、その後も[[基本セット]]にしばしば顔を見せている。しかし再録後は[[構築]]ではあまり実績を残せていない。[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]や[[終止/Terminate]]などの黒のタフネス4を[[除去]]できる[[カード]]が増えたことと、他の黒の[[フィニッシャー]]候補が増えたことが原因と言える。[[基本セット2012]]以降は[[アンコモン]]に変更されたため、[[リミテッド]]で活躍を見せている。
  
[[第10版]]においては、上述の[[骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire]]と違って[[火葬/Incinerate]]で落ちないという点が追い風だが、より[[除去]]されにくい[[センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu]]を始めとして、ライバルは相変わらず多かった。
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*[[センギア/Sengir]]とは[[ホームランド]]に出てくる一族の名前であるため、[[ドミナリア/Dominaria]]を舞台とする[[トーメント]]では名前を変えて[[同型再版]]になるだろうと思われていた。しかし、蓋を開けてみると[[確定再版]]だった。
 
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*[[センギア/Sengir]]とは[[ホームランド]]に出てくる一族の名前であるため[[ドミナリア/Dominaria]]を舞台とする[[トーメント]]では、名前を変えて[[同型再版]]になるだろうと思われていた。しかし、蓋を開けてみると[[確定再版]]だった。
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*{{Gatherer|id=2127|初期のイラスト}}は血まみれになりながら血管をなめる吸血鬼という何とも不気味なイラスト。また、[[ビートダウン (ギフトボックス)|ビートダウン]][[ギフトボックス]]で採用された{{Gatherer|id=26607|イラスト}}は[[Baron Sengir]]({{Gatherer|id=2910|画像}})とのデザインの統一が図られている。
 
*{{Gatherer|id=2127|初期のイラスト}}は血まみれになりながら血管をなめる吸血鬼という何とも不気味なイラスト。また、[[ビートダウン (ギフトボックス)|ビートダウン]][[ギフトボックス]]で採用された{{Gatherer|id=26607|イラスト}}は[[Baron Sengir]]({{Gatherer|id=2910|画像}})とのデザインの統一が図られている。
*トーメントおよび第9版、第10版では[[レア]]に昇格していたが、[[基本セット2012]]からは[[セラの天使/Serra Angel]]と同様に再び[[アンコモン]]で収録されている。
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*[[トーメント]]および[[第9版]]、[[第10版]]では[[レア]]に昇格していたが、[[基本セット2012]]からは[[セラの天使/Serra Angel]]と同様に再び[[アンコモン]]で収録されている。
  
 
==参考==
 
==参考==

2014年3月20日 (木) 11:01時点における版


Sengir Vampire / センギアの吸血鬼 (3)(黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
このターン、センギアの吸血鬼によってダメージを与えられたクリーチャーが死亡するたび、センギアの吸血鬼の上に+1/+1カウンターを1個置く。

4/4

アルファ版より存在する由緒正しき吸血鬼セラの天使/Serra Angelと同等の5マナ4/4飛行という優秀な基本性能に加え、いわゆる吸血能力を持つ。

吸血能力のおかげで対戦相手ブロックをためらうことが多く、単なる飛行クリーチャーより攻撃が通りやすい。タフネス4であるため恐怖/Terrorにも稲妻/Lightning Boltにも除去耐性があるのも強みであった。

吸血能力は地味ではあるが、何度か誘発させることができればより頼れる性能に成長するため侮れない。古の時代には、Nettling Impで攻撃を強要させたクリーチャーをブロックしたり、交戦中のクリーチャーをContagionで縮小させたりして、積極的に活用されていた。

第4版を最後にスタンダードから姿を消していたが、トーメント再録、その後も基本セットにしばしば顔を見せている。しかし再録後は構築ではあまり実績を残せていない。火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu終止/Terminateなどの黒のタフネス4を除去できるカードが増えたことと、他の黒のフィニッシャー候補が増えたことが原因と言える。基本セット2012以降はアンコモンに変更されたため、リミテッドで活躍を見せている。

参考

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