はじける子嚢/Saproling Burst

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[[コンボパーツ]]としても、[[アタッカー]]としても活躍した[[苗木]]・[[トークン]]生成[[カード]]。
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[[コンボパーツ]]としても、[[アタッカー]]としても活躍した[[苗木]]・[[クリーチャー]]・[[トークン]][[生成]][[カード]]。
  
[[消散]]によってどんどん縮んでいくため一見すると頼りなく見えるが、きちんと使えば単体でも20点削りきることが可能。最初に[[トークン]]を2体だけ出すと、次の[[ターン]][[召喚酔い]]が解けた時点で4/4が2体。8点→6点→4点→2点で20点。
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[[消散]]によってどんどん縮んでいくため一見すると頼りなく見えるが、きちんと使えば単体でも20点の[[ライフ]]を削りきることが可能。最初にトークンを2体だけ出すと、次の[[ターン]][[召喚酔い]]が解けた時点で4/4が2体。8点→6点→4点→2点で20点。
  
単体でも高性能であるため[[マスクス・ブロック構築]]でも[[アタッカー]]として使われるカードだったが、真の威力は[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]と組み合わさった時にある(→[[ファイアーズ]])。出してすぐに[[トークン]]を3つ出し、そのまま[[速攻]]を得て殴りかかれば、実質5マナ12/12[[速攻]]というとんでもない破壊力を持つことになる。[[ターン]]ごとに縮んでいってしまうが、縮みきる前におそらく相手のライフは尽きているだろう。
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単体でも高性能であるため[[マスクス・ブロック構築]]でもアタッカーとして使われるカードだったが、真の威力は[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]と組み合わさった時にある(→[[ファイアーズ]])。出してすぐにトークンを3つ出し、そのまま[[速攻]]を得て殴りかかれば、実質5マナ12/12速攻というとんでもない破壊力を持つことになる。ターンごとに縮んでいってしまうが、縮みきる前におそらく[[対戦相手]]のライフは尽きているだろう。
  
また、[[パワー]]を無視すれば最大で6体の[[トークン]]を瞬間的に発生させられる性質から、[[レクターグール]][[パンデバースト]]などコンボパーツを構成したりもした。
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またクリーチャー戦を度外視して「最大で6体のトークンを瞬間的に発生させる」性質を重視して、[[コンボデッキ]]のパーツにも使われた。[[レクターグール]]では[[ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul]]の[[パンプアップ]]能力のコストにされ、[[パンデバースト]]では[[伏魔殿/Pandemonium]]を連続[[誘発]]させ21点の[[ダメージ]]を叩き出した(1体目は6/6なので6点、2体目は5/5に縮んで5点…という具合に、6+5+4+3+2+1=21点)。
  
*収録セットがかなり離れているので実現はカジュアルなどでないと厳しいが、[[倍増の季節/Doubling Season]]との[[シナジー]]は圧巻。まず[[消散カウンター]]が初期状態で14個乗る上、1つ取り除くごとに[[トークン]]が2つずつ出る。最大瞬間合計[[パワー]]は7つ取り除いて7/7を14体出したとき、実に98に達する。[[速攻]]無しでも次の[[ターン]]には6/6を14体(合計[[パワー]]84)で殴れる。[[オーバーキル|4回死ねる]]凄まじさ。
 
*読み方は「はじけるしのう」。子嚢とは、中に胞子が入っている袋のこと。
 
*[[ブラストダーム/Blastoderm]]の背中にくっついているのはこれである。{{日本語画像|Saproling Burst~NEM|イラスト}}にも[[ブラストダーム/Blastoderm]]が居る。
 
 
*同じ[[ネメシス]]の[[パララクスの波/Parallax Wave|パララクスエンチャントサイクル]]と機能上の類似点が多い。
 
*同じ[[ネメシス]]の[[パララクスの波/Parallax Wave|パララクスエンチャントサイクル]]と機能上の類似点が多い。
*これ自身が戦場を離れるとトークンもなくなることを想定してか、「はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって戦場に出されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。」という効果が存在するが、[[破壊されない]]ようにするという抜け道は存在する。そこまでするほどではないだろうが。
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*収録セットがかなり離れているので実現は[[カジュアルプレイ|カジュアル]]などでないと厳しいが、[[倍増の季節/Doubling Season]]との[[シナジー]]は圧巻。まず[[消散カウンター]]が初期状態で14個置かれる上、1つ取り除くごとにトークンが2つずつ出る。最大瞬間合計パワーは7つ取り除いて7/7を14体出したとき、実に98に達する。速攻無しでも次のターンには6/6を14体(合計パワー84)で殴れる。[[オーバーキル|4回死ねる]]凄まじさ。
**なお、自陣に[[全体強化]]がかかっていなければ、その破壊効果が適用される以前に、そもそもトークンの[[タフネス]]が0になっており、(仮に破壊されない状態でも)[[状況起因処理]]で墓地に置かれてしまう。
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*[[戦場を離れる|戦場を離れた]]ときに生み出したトークンを[[破壊]]する[[能力]]を持っているが、そもそもトークンの[[P/T]]は消散カウンターを参照しているので、カウンターがなくなった時点でトークンの[[タフネス]]が0になっており、[[状況起因処理]]で[[墓地に置く|墓地に置かれて]]しまう。
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**しかし余計な能力というわけではなく、この能力がないと[[栄光の頌歌/Glorious Anthem]]あたりの永続的[[強化]]手段で簡単にトークンを[[戦場]]に残せてしまい、「時間によって消えてなくなる」消散カードのイメージに反する。
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***「[[生け贄に捧げる]]」ではなく「破壊する」なので、いちおう(前述したタフネス永続強化手段に加えて)[[不屈の随員/Dauntless Escort]]などによってトークンに[[破壊不能]]を持たせられれば、はじける子嚢が戦場を離れてもトークンは生き残る。そうまでする必要があるかは疑問ではあるが。
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*[[ブラストダーム/Blastoderm]]の背中にくっついているのはこれである。{{Gatherer|Saproling Burst|イラスト}}にもブラストダームが居る。
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*読み方は「はじけるしのう」。子嚢とは、中に胞子が入っている袋のこと。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[レア]]

2017年4月24日 (月) 00:29時点における最新版


Saproling Burst / はじける子嚢 (4)(緑)
エンチャント

消散7(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
はじける子嚢から消散カウンターを1個取り除く:緑の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。それらのトークンは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、はじける子嚢の上に置かれている消散カウンターの数に等しい。」を持つ。
はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。


コンボパーツとしても、アタッカーとしても活躍した苗木クリーチャートークン生成カード

消散によってどんどん縮んでいくため一見すると頼りなく見えるが、きちんと使えば単体でも20点のライフを削りきることが可能。最初にトークンを2体だけ出すと、次のターン召喚酔いが解けた時点で4/4が2体。8点→6点→4点→2点で20点。

単体でも高性能であるためマスクス・ブロック構築でもアタッカーとして使われるカードだったが、真の威力はヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaと組み合わさった時にある(→ファイアーズ)。出してすぐにトークンを3つ出し、そのまま速攻を得て殴りかかれば、実質5マナ12/12速攻というとんでもない破壊力を持つことになる。ターンごとに縮んでいってしまうが、縮みきる前におそらく対戦相手のライフは尽きているだろう。

またクリーチャー戦を度外視して「最大で6体のトークンを瞬間的に発生させる」性質を重視して、コンボデッキのパーツにも使われた。レクターグールではファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoulパンプアップ能力のコストにされ、パンデバーストでは伏魔殿/Pandemoniumを連続誘発させ21点のダメージを叩き出した(1体目は6/6なので6点、2体目は5/5に縮んで5点…という具合に、6+5+4+3+2+1=21点)。

[編集] 参考

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