軽蔑する利己主義者/Scornful Egotist
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Scornful Egotist / 軽蔑する利己主義者 (7)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
変異(青)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)
1/17マナ増えた脱走魔術師/Fugitive Wizard。代わりに軽い変異コストを持っているものの、それでも撹乱するピット魔道士/Disruptive Pitmageや時を曲げる者/Timebenderなど、多くの上位互換が存在する。
ではこのカードの存在意義は何かというと、変異経由で出す事で、マナ総量を参照するカードとのシナジーを生み出せる点にある。スカージにはそういったカードが多く、それを意識したカードデザインと言える。例えば流れ込む知識/Rush of Knowledgeとの組み合わせは簡単で強力なギミックになる。⇒粉砕/Pulverize
構築では、単体としてのカードパワーが低すぎ、活躍はあまり期待できない。しかしリミテッドでは上記のような組み合わせが威力を発揮する事もあり、変異能力それ自体が駆け引きなどにも使えるため、このカードのデザインが生きる事も少なくない。
- 1/1クリーチャーの中では最大のマナ総量を持つ。後に巨術士/Gigantomancerも仲間に加わった。
- 食物連鎖/Food Chainやメタモルフォーゼ/Metamorphosisを使うと、色マナが9マナ出てくる。重いクリーチャーを出すのには使えるかもしれない。
- 出産の殻/Birthing Podとの組み合わせで9マナのクリーチャーを出せる。エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeriaや墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanあたりが候補か。
- egotistにはうぬぼれ屋、誇大妄想家という意味もある。異常に大きなマナ・コストやフレイバー・テキストから推測すると、カード名は軽蔑する誇大妄想家あたりの方が適切ではないかと考えられる。
- 2007年9月サブタイプ変更で人間のクリーチャー・タイプを得る。フレイバー・テキストがまさに誇大妄想に過ぎないことが証明された格好。このカードが作られた当時の規則では人間は職業のクリーチャー・タイプのみを持つことになっていたので、人間であることは暗示されていたのだが。
- スカージのストーリーではカローナ/Karonaの強大な魔力でドミナリア/Dominariaの生物が捻じ曲げられたという設定がある。クリーチャー・タイプが整理されたせいでスカージのクリーチャーは人間のサブタイプを持っているものが多いが、このカードを含めイラストを見るととても人間には思えないものばかりである。
私もかつては人間だったがね、今やそれをはるかに超えたよ。