首無し騎手/Headless Rider
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クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
首無し騎手かあなたがコントロールしていてこれでもトークンでもないゾンビ(Zombie)1体が死亡するたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークン1体を生成する。
3/1自軍のトークンでないゾンビが死亡するたび、歩く死骸/Walking Corpse相当のトークンを生成するゾンビ。
味方の全ゾンビが死亡誘発で後続として2マナ相当のクリーチャーを残せるようになると考えればかなりのハイスペック。同時収録されたスレイベンの大グール/Archghoul of Thrabenと組み合わせれば死亡するほどにアドバンテージが得られる状況を作ることも可能。これを複数に並べるだけでも、ゾンビが死ぬたびにクリーチャーの数だけで言えばむしろ増える。イニストラード:真紅の契りでゾンビの固有メカニズムとされた濫用とも相性が良い。
これ自身の死亡でも誘発するので、優先して除去されても最低限一度は誘発できるのが美味しいところ。ビートダウンを基本戦略とするゾンビが全体除去に対し1度は自動で切り返せるのも嬉しい。ただし追放除去は苦手としており、特にこれ自身はタフネス1のため登場時のスタンダードにおいてイゼット天啓やイゼット・ドラゴンでよく採用されている棘平原の危険/Spikefield Hazardに無力である点はネックか。リミテッドでは炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Boltに注意。
構築では、やはりゾンビデッキで採用される。前述の通り、アドバンテージの損失を予め補填できる点がビートダウン主軸のゾンビと相性が良く、自己リアニメイトできるドラコリッチ、エボンデス/Ebondeath, Dracolichや、ハンド・アドバンテージを補填する悲惨な群れ/Wretched Throngなどを併用すれば損失の補填どころか、アドバンテージ源として活躍できる。
- 容易に無限コンボを成立させないよう当然ではあるが、トークンには反応しない。ネファリアのグール呼び、ジャダー/Jadar, Ghoulcaller of Nephaliaのような腐乱関係のカードとの相性はそこまで良くない。
- 意外にも騎士ではない。
- 胴体こそ首無し騎手と聞いて一般的に思い浮かぶHeadless Horseman(イラスト)のような姿だが、頭上をルーレットのごとく無数の首が回転しているという異様なビジュアルを誇る(イラスト)。おそらく、替えの首候補になれなかった不合格者たちなのだろう。
いつの日か、彼自身の首の替えにふさわしい首を切り落とすまで、ムーアランドを彷徨っている。
参考
- The Tokens of Innistrad: Crimson Vow/『イニストラード:真紅の契り』のトークン(Daily MTG 2021年11月10日)
- カード個別評価:イニストラード:真紅の契り - レア