永岩城の蜂起/Eiganjo Uprising
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ソーサリー
警戒を持つ白の2/2の侍(Samurai)クリーチャー・トークンX体を生成する。ターン終了時まで、それらは威迫と速攻を得る。
各対戦相手はそれぞれ、Xから1を引いた数の、警戒を持つ白の2/2の侍クリーチャー・トークンを生成する。
侍同士の合戦が勃発するソーサリー。全員に2/2警戒のトークンが生成されるが、あなたのコントロール下には1体多く生成され、威迫と速攻も付与される。
即座に攻撃可能な2/2をマナ効率よく量産できるとだけ書けば強力だが、相手にもブロッカーを与えてしまうのが欠点。警戒を持つので総攻撃に使いやすいとはいえ、仕留めきれないと返しのターンで手痛い反撃を受けてしまう。X=1ならば対戦相手の元にトークンは生成されないが、2/2警戒・威迫・速攻が1体だけというのは現代の基準では心もとない性能である。
そのまま使った場合、下記の通りダメージ効率は良くて一般的なX火力と大差ない。ただし、クリーチャーが生成されることを活かしたり相手側に生成されるトークンを対処したりといった工夫をすれば、マナに対するダメージ効率の良さを輝かせられるだろう。スタンダードの範囲なら霊狩り、ケイヤ/Kaya, Geist Hunterで自分のトークンを増やす、婚礼の祭典/Wedding Festivityなどの全体強化と組み合わせる、放光の縛り/Radiant Restraintsで相手のトークンだけタップインさせるといった手が考えられる。続くニューカペナの街角で登場した団結とも好相性。
- 2人対戦で互いにクリーチャーを1体もコントロールしていない場合、X≧2ならXが2増えるごとにそのターン中の総ダメージは2点ずつ増えていく計算となる。
- 威迫と速攻はともに赤の色の役割である。唱えたプレイヤーが浅利の蜂起軍/The Asari Uprisers側ということなのだろう。
- 使用可能フォーマットやトークンの能力の違いはあるが、後に登場した進め、エオルの家の子よ!/Forth Eorlingas!と比較すると使い勝手は大きく劣る。
ストーリー
ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxiasから、失踪していた皇/The emperorが帰還したことを伝えられた浅利の蜂起軍/The Asari Uprisersは、その情報が広まる前にと永岩城/Eiganjoを奇襲した。彼らは皇国/The Imperial courtの軍隊と激しく衝突し(イラスト)、さらに蜂起軍の長である理想那/Risonaが香醍/Kyodaiの社に侵入した――だがそこには、熟練の剣士となった皇こと放浪者/The Wandererがいた。放浪者は理想那に情けをかけ、最後までとどめを刺すことはなかった。拘束された理想那が突き出されると、戦いは速やかに終結した[1]。
皇宮の門前で、二つの異なる自由の展望がぶつかり合った。
脚注
- ↑ Episode 5: Threads of War/メインストーリー第5話:次なる戦いへ(Magic Story 2022年1月27日 Akemi Dawn Bowman著)
参考
- The Tokens of Kamigawa: Neon Dynasty/『神河:輝ける世界』のトークン(Daily MTG 2022年2月10日)
- マナ・コストにXを含むカード一覧
- 永岩城/Eiganjo(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:神河:輝ける世界 - レア