勤勉の神/Kami of Industry
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クリーチャー — スピリット(Spirit)
勤勉の神が戦場に出たとき、あなたの墓地にありマナ総量が3以下であるアーティファクト・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
3/6ETB能力で軽量アーティファクトを一時的にリアニメイトするスピリット。
自身のマナレシオも防御寄りながらそこそこで、出た時点でカード・アドバンテージを得られる優良コモン。ただし戻したアーティファクトは終了ステップに生け贄に捧げられてしまうため、それまでに他のリソースに変換するなどして消費してしまったほうがお得。速攻を得るためアーティファクト・クリーチャーを戻した場合もとりあえず歩く火力めいた動きが可能。
リミテッドでは自身は地上クリーチャーをがっちりと受け止め、神河:輝ける世界には有力なアーティファクトも大量に存在しており、能力も活用しやすい。これ自体がやや重いので何枚も積むのは危険だが、ある程度アーティファクトを集めているのであれば1、2枚程度ピックしておいて損はするまい。理想的なのは回路の修理屋/Circuit Mender、また生態学者のテラリウム/Ecologist's TerrariumなどのETB能力や、鉄の弟子/Iron ApprenticeなどのPIG能力との相性も良い。
構築でも、アーティファクトを中心とするデッキなら出番はありそうだが、やはり5マナという微妙な重さが最大のネック。赤の5マナといえば黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonと同域であり、わざわざこれを採用するほどに軽量アーティファクトの使い回しが重要かは吟味が必要。
フレイバー・テキスト
英語版のフレイバー・テキストは、「arm」で韻を踏んでいる。
It takes many arms to arm an army.
これを受けて、日本語版では「そう」で韻を踏んでいる。
争乱の装備は双腕だけではそううまく行かない。
しかも、韻を踏む箇所が、英語版の3回に対し、日本語版では4回に増やされている。 なお、他言語でも、この韻を踏むような翻訳がされているので、調べてみるのも一興。
- 英語版のテキストを直訳すれば、「軍隊に武装させるのにはたくさんのarms(「腕」と「武器」のダブルミーニング)が必要」ぐらいの意味。この神には確かに腕がたくさんある。