人間でない
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人間でない/non-Humanクリーチャーを参照するタイプ的カード群が存在する。
Avacynian Priest / アヴァシン教の僧侶 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(1),(T):人間(Human)でないクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
1/2解説
人間は2003年のミラディンで制定されて以来マジックにおいて最も枚数の多いクリーチャー・タイプであるが、2011年のイニストラード・ブロックまでは敢えてメカニズム的に焦点を当てられてこなかった(人間#タイプ的カードを参照)。
イニストラードでは人間とその他4種族という対立構造ゆえ、「人間でない」クリーチャーへの対策カードが2枚収録された。
続く闇の隆盛の常なる狼/Immerwolfでは「変身後の狼男」のみを指すためのテキストとして「人間でない狼男」という記述が用いられた(狼男/Werewolfを表す変身する両面カードは第1面では「人間・狼男」、第2面では「狼男」であるため)。
2019年のエルドレインの王権では(赤白黒の騎士に対する)緑青赤に、「人間でない」ことをメリットとして扱う小テーマがあった。これは前年にブロック制が廃止されたばかりでスタンダードの個々のカード・セット間のメカニズム的繋がりが希薄になるのを緩和する意味合いもあり、翌年のイコリア:巨獣の棲処で変容をはじめとする「人間でない」シナジーが大々的に登場する布石であった。
- この流れはゆるやかに続いており、これら2セットのあいだに挟まれたテーロス還魂記では脱出を持つクリーチャーらが、ゼンディカーの夜明けでは(人間らを有するパーティーに対し)上陸を持つクリーチャーらがいずれもすべて人間以外で統一されていた。
- なお、「人間でない」が特別なルール用語というわけではない。下記の判別基準も肉体の奪取/Rend Fleshの「スピリットでない/non-Spirit」や眼腐りの終焉/Eyeblight's Endingの「エルフでない/non-Elf」などと全く同様である。
判別基準
- 人間というタイプさえ持っていなければいいので、エルフなどの人型の生物も「人間でない」として扱われる。
- 一方で人間であってはいけないので、例えば「人間・エルフ」を併せ持つハーフエルフ/Half-Elfは含まれない。
- 直感的ではないが、トークン・カードのイラストが人間に見えてもトークン自体は人間でないこともある。ウィノータ・コンボで急報/Raise the Alarmが生成する兵士・トークンなど。
- MTGアリーナでは、出てくるトークンのイラストを選べず固定されていることもあり特に先入観を生みやすい。
- ミラディンより前に印刷されたカードはタイプ行に「人間」と印刷されてこそいないものの2007年9月サブタイプ変更などのオラクル更新で現在は人間として扱うものも大量に存在する。これもイラストだけで確実に判別がつくものではないため、オラクルを閲覧できるウィザーズ公式データベースであるGathererなどでの確認が必要。
一覧
以下が該当する。また、カード名に「Non-Human」を含むカードとして非人間大砲/Non-Human Cannonball(Unfinity)がある。
イニストラード・ブロック
イニストラードを覆う影ブロック
エルドレインの王権
- 緑青赤のカード群
イコリア:巨獣の棲処
- 変容など多数