アゾールの雄弁家/Azor's Elocutors
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Azor's Elocutors / アゾールの雄弁家 (3)(白/青)(白/青)
クリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
クリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)
あなたのアップキープの開始時に、アゾールの雄弁家の上に牛歩(filibuster)カウンターを1個置く。その後、アゾールの雄弁家の上に牛歩カウンターが5個以上置かれている場合、あなたはこのゲームに勝利する。
発生源1つがあなたにダメージを与えるたび、アゾールの雄弁家から牛歩カウンターを1個取り除く。
勝利条件クリーチャー。アップキープごとに置かれる牛歩カウンターを5個貯めれば勝利できるが、本体にダメージを与えられるとカウンターが減ってしまう。
ターボフォグのようなゲームを長引かせることを得意とするデッキに適したカード。幸い、これ自身もタフネス5とそこそこの防御力を持っているので、上手く凌ぎたい。濃霧/Fogや霊気化/Aetherize、ドルイドの講話/Druid's Deliveranceに暴動鎮圧/Riot Controlなど、同時期のスタンダード環境にはターボフォグに適したカードがいくつか収録されているのも追い風。
カウンターを直接置く手段によって水増しできるとなおよい。入れ替わりでスタンダードから増殖が退場しているのが残念なところであるが、後にドラゴンの迷路で育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Cladeが登場したことで、最速3ターンで勝利できるようになった。
- 「牛歩」とは、字のごとく「牛のように遅い歩み」という意味。政治用語としては、議決時にわざと時間をかけて投票することで時間切れ無効にする妨害手法を指す。英語版の「filibuster」も時間をかけて議会妨害する様だが、こちらは主に長ったらしい演説をすることを指し、アメリカでは牛歩よりもポピュラーな手法である。
- 「雄弁家」というカード名も踏まえると、厳密には牛歩は手法の異なる意訳ではあるが、議会主義で杓子定規なアゾリウス評議会/The Azorius Senateらしい雰囲気を醸し出せている。
ルール
- 5個以上置かれているかをチェックするのは、1番目の誘発型能力の解決時のみ。それ以外のタイミングで何らかの理由によって5個以上置かれていたとしても、その時点で勝利できるわけではない。
- 与えられたダメージの値にかかわらず、発生源ひとつごとに1個のカウンターを取り除く。戦闘フェイズに2体のクリーチャーから戦闘ダメージを与えられた場合、2個のカウンターが取り除かれる。
- 1番目の誘発型能力は、if節ルールの誘発型能力ではない(CR:603.4)。