桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
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生け贄に捧げることで不屈の自然/Rampant Growthの効果を発揮するクリーチャー。
起動にマナが掛からないため、対戦相手の2~3ターン目の攻撃をブロックしたあと能力を起動することが多い。 その場合は不屈の自然にライフ回復がついたようなもので、ビートダウンデッキ相手の序盤〜中盤が随分楽になる。またコントロールデッキ相手には能力を起動せず、1/1クリーチャーとしてクロックを刻むことが可能。また梅澤の十手/Umezawa's Jitteなど装備品があれば、単体でも戦力になる。
汎用性の高さは圧倒的で、フォーマットを問わず緑を含む様々な中~低速デッキで採用された。
基本的に2マナ1/1と緑のクリーチャーとしては貧弱である。そのため、ストンピィなどの速攻デッキではあまり採用されない。また、もみ消し/Stifleなどで能力が妨害され、計算が狂ってしまう可能性にも留意が必要。
登場当時はこれ単体でボード・アドバンテージを得られる場合もあった。
- 戦闘ダメージがスタックを用いて処理されていたため。→当て逃げ
- 基本セット2010発売に伴うルール改定により、戦闘ダメージの処理にスタックを用いなくなったことで、現在ではこのテクニックは不可能であり、幾分弱体化した。
- 梅澤の十手がついた対戦相手アタッカーをチャンプブロックしてから能力を起動し、蓄積カウンターを溜めさせないことも可能。
- Mike Floresは、このカードをラヴニカ:ギルドの都時点のスタンダードでの最強の緑カードと評した(そっちのグリーンカードじゃなくて/It’s Not That Kind of Green Card参照)。
- 生け贄で不屈の自然の効果を発揮するクリーチャーには、以前に精励する農場労働者/Diligent Farmhandがいたが、あちらは能力の起動コストにマナを要するがゆえにタイミングが制限されてしまう場合があり、使い勝手がこれに比べて段違いに悪かった。
- 極稀に耳の辺りに赤いインクが落ちているものが存在する(カード画像)。花が咲いた・ハイビスカスなどの報告は多分これだろう。