浅瀬の海賊/Reef Pirates
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ライブラリーを削るクリーチャー。対戦相手にダメージを入れられれば、ライブラリートップのカードを墓地送りにする。
3マナの2/2はサイズとしては標準だが、能力は少々噛み合っていない。能力を当てにするならば、石臼/Millstoneなどを併用したライブラリーアウト狙いだろうが、回避能力がないため誘発させるのに工夫がいるし、そもそもこれが10回突破できれば普通の相手は倒せてしまう。ライブラリー10枚の消耗がどれだけ意味があるかは疑問。デモコン理論的に言えば与える損害はないに等しく、スレッショルドを促進し、墓地利用の手助けをしてしまう可能性等、デメリット的な側面すら強い。双方にデッキについての情報を提供する程度の能力と割り切ったほうがよい。初期の「ライブラリーが削れるリスク」の誤認識が伺えるカードである。
- ライブラリー破壊面においては、のちに多数のカードに効率面で抜かれている。中でも同じダメージ誘発系のレイヴンギルドの師匠/Raven Guild Masterは著しい。サイズの違いこそあれ、ほとんど立場がない。
- ライブラリー破壊デッキの、ブロッカー兼用という使い道はあるかもしれない。クリーチャーデッキ相手ではブロッカーとしてプレイヤーを守り、クリーチャーを使わないような相手では削りに回る、ということ(もちろん、その場合でも上記の師匠は無視できないが)。
- 当初はクリーチャー・タイプは船であったが、2007年9月サブタイプ変更でゾンビ・海賊に変更された(船は銀枠除き廃止)。カード名と設定に合わせた変更である。
参考
- カード個別評価:ホームランド - コモン(2種類)
- カード個別評価:第5版 - コモン
ストーリー
浅瀬の海賊/Reef Piratesは、ウルグローサ/Ulgrothaの岩礁地帯(reef)に出没する海賊。頭目の名はZeki(ゼキー)、船員は死人のゾンビである。