Martyrdom

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Martyrdom (1)(白)(白)
インスタント

あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは「(0):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージ1点は、代わりにこのクリーチャーに与えられる。」を得る。この能力はあなたしか起動できない。


ダメージ移し変え呪文クリーチャー1体に「周りで発生したダメージを身代わりで引き受ける」能力を付与する。

何も考えずに使った場合、「身代わり」のクリーチャーのタフネス-1までのダメージを無効化。そのクリーチャーを失ってもよいのなら、好きなだけのダメージを無効化。実用的範囲の普通のクリーチャーのタフネスがせいぜい4〜6くらいということを考えると、コストの割にあまりお得とはいえない。

だが、他の軽減手段・クリーチャーを守る手段と組み合わさるととんでもない防御性能を誇る。例えばプロテクション(赤)持ちがいれば、地震/Earthquakeはまったく怖くない。再生能力持ちに使えば、再生コストさえどうにかなるなら、全ダメージを引き受けてかたっぱしから再生してもよい。オーガの処罰者/Ogre Enforcerなどとのギミックも面白いだろう。さらに言えば、後世の破壊不能持ちのクリーチャーに移すのもよいだろう。

ただ結局のところ、防御的なカードには違いなく、なかなか採用は難しいところではある。

  • 何も起こらないが、与えられた能力をそのクリーチャー自身を対象として起動してもよい。
  • ルール・テキスト中の「この能力はあなたしか起動できない。」の部分は与える能力の一部ではなくMartyrdom自身の効果として書かれている。よって、Martyrdomの解決後に対象としたクリーチャーのコントローラーが変更されても、この「あなた」はMartyrdomのコントローラーを指す。そのようなコントローラーの変更が起こった場合、オールプレイ能力のように、他のプレイヤーがコントロールするクリーチャーの能力を起動できる状況になる。
  • オラクルは他のダメージ関連のカードとは異なり"any target"ではなく対象となるものを3つ挙げている。2023年機械兵団の進軍が発売されバトルが登場したが、Martyrdomのオラクルは変更されておらず、バトルは対象に取れない。そのため、Martyrdomと"any target"を対象とするカードとで対象に取れるものに差が生じている。

参考

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