波止場の恐喝者/Dockside Extortionist
提供:MTG Wiki
Dockside Extortionist / 波止場の恐喝者 (1)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 海賊(Pirate)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 海賊(Pirate)
波止場の恐喝者が戦場に出たとき、宝物(Treasure)トークンをX個生成する。Xは、対戦相手がコントロールしているアーティファクトとエンチャントの総数に等しい。(宝物トークンは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
1/2ETBで、アーティファクトとエンチャントの数だけ宝物を生成するゴブリン・海賊。
統率者戦では、マナ加速に各種マナ・アーティファクトが多用されるため、ほとんどの場面で強力である。対戦相手全員を参照するため、リセットの直後でもなければずる賢いゴブリン/Wily Goblin以下になることはまずない。多色デッキの色事故防止にもなる。
赤を含む統率者であれば、入らない理由を探すのが難しいパワーカードであった。後に登場した偏向はたき/Deflecting Swatとともに、統率者戦での赤の評価を大きく上げた。これらの登場以前は「統率者戦ならではのパワーカード」という位置づけのカードが赤には少なかった。禁止カードに指定されるまでは、このカードを使用するために赤を含む統率者が選択されるケースすらあった。
狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigatorや祝福されたエミエル/Emiel the Blessedなど、明滅できるカードと相性がよい。宝物によって出せるマナが起動コストより多ければ、お手軽無限マナになる。
- ある種の置物対策と言える。赤は、アーティファクトに関しては利用も対策も得意な色だが、直接的ではないにしてもエンチャント対策となるカードは珍しい。
- ダブルマスターズ2022にて再録された際のイラストは、通常版・ボーダーレス版ともに統率者2019版とは打って変わって青い皮膚と白い体毛で描かれており、イクサラン/Ixalan次元/Planeに生息するゴブリン/Goblinの個体であることがうかがえる。
- 需要は多いがダブルマスターズ2022まで再録がなく、シングルカードの取引価格が1万円を超えるなど高騰していた。しかし後述する禁止カードに指定された結果、取引価格が大幅に下落。買取価格は店舗によっては50円まで落ち込むなど前代未聞の暴落を起こした。
禁止指定
2024年9月23日より統率者戦で禁止カードに指定される[1]。宝石の睡蓮/Jeweled Lotusや魔力の墓所/Mana Cryptと共に、2~3ターン目からの爆発的なマナ加速から優位に立てる状況を容易に作り出してしまう点を問題視された。
- 登場後まもなく活躍し、赤を象徴するマナ加速の地位を確固たるものにしたため、常に監視対象だった。禁止直近のセットで、エンチャント・トークンやアーティファクト・トークンを生成するカードが増えた点や、統率者戦用セットで強力なカードが増えた結果、以前のパワーレベルの範囲内に収まらなくなったと判断された。