ゼロ号患者/Patient Zero

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MTGアリーナ専用カード

Patient Zero / ゼロ号患者 (1)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

絆魂
クリンナップ・ステップの間、対戦相手がコントロールしているクリーチャーからダメージは取り除かれない。

2/2

アーティスト:Peter Polach


対戦相手クリーチャーのみダメージターンをまたいで蓄積されるようになるゾンビ

これがいる限り、対戦相手チャンプブロックになるような攻撃でも後の計算をしながら行わなければならなくなり、火力を繰り返し食らえばどんなファッティ焼けるようになる。これ自体も2マナ2/2に絆魂を持ち、更にタイプ的シナジーしやすいゾンビというのも嬉しい。元々ゾンビは大量展開を得意とするため、それらが討ち取られるたびに爪痕を残していくのは相手にとって非常に厄介。

難点はこれ自体は除去耐性を特に持たず、またこれが戦場から離れた状態でクリンナップ・ステップを迎えてしまうと、それまで蓄積させてきたダメージが全部取り除かれてしまう点。インスタント除去に弱く、これを前提とした動きは最終的に大損害を産む場合もありうる。これがいるからといって無計画な攻撃は行わず、相手が火力や除去を握っているかどうかをしっかり予測しながらのプレイングを心がけたい。どちらかというと、本来こちらが有利になる戦闘が引っ繰り返される事象への保険として使う方が動きやすいだろう。

  • これが戦場を離れても、クリンナップ・ステップの前にもう1体を戦場に出し直せばダメージは蓄積されたままとなる。
  • 「Patient Zero」とは、ある疾病の症状について集団内で最初に確認された例のこと。このクリーチャーを発端として疫病が撒き散らされるイメージなのだろう。
    • 病気をばら撒くイメージを持たされたカードと言えばこれ以前は「ターン終了時までのマイナス修整」かもしくは「-1/-1カウンターを用いる」が主流であった。前者はそれによって除去できるクリーチャーが小粒に限定される場合が多く、また後者は対戦相手のクリーチャー全体に与えるには強力すぎるというそれぞれ一長一短を持っていたところにこのカードの登場は画期的と言える。デジタルを介することで「どのクリーチャーが何点のダメージを受けたか」をプレイヤー記憶・記録する必要がなくなったことにより実現できたカードデザインと言えるだろう。

参考

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