セメタリー
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セメタリー(Cemetery)は、定員過剰の墓地/Oversold Cemeteryを有効活用する目的で生まれた、コントロール要素を搭載したビートダウンデッキ。
デッキ名はキーカードである定員過剰の墓地に由来しており、デッキカラーにあわせて「黒緑セメタリー」や「黒単色セメタリー」などと呼ばれる。
Oversold Cemetery / 定員過剰の墓地 (1)(黒)
エンチャント
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地に4枚以上のクリーチャー・カードがある場合、あなたは自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻してもよい。
定員過剰の墓地はナントゥーコの影/Nantuko Shadeなどの強力クリーチャーを回収して息切れを防げるのはもちろん、貪欲なるベイロス/Ravenous Balothや要塞の暗殺者/Stronghold Assassinのようにクリーチャーを生け贄に捧げる起動型能力との相性も非常によい。
第8版以降はファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelordやネクラタル/Nekrataalなどの強力クリーチャーが追加されたことで除去性能が向上した。ネクラタルをはじめとした187クリーチャーをファイレクシアの疫病王で生け贄に捧げた後、定員過剰の墓地や邪悪な岩屋/Unholy Grottoで回収するというギミックも活用された。
黒をメインに緑が足される構成が一般的だが、黒単色の場合も多い。緑を足す場合は緑の優秀な中堅~大型クリーチャーを使えるだけでなく、生ける願い/Living Wishによるシルバーバレット戦略を取ることもできた。
- オデッセイ・ブロック~オンスロート・ブロック期は、サイドボードから陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionを投入し、ノワール型へと変化させるという戦術が存在した。また、逆にメインから陰謀団の先手ブレイズを採用していた場合、「ノワール」なのか「セメタリー」なのか、その判断に困るが、あまり関係ない。
- ミラディン以降は死の雲/Death Cloudを採用したタイプも登場した。デスクラウドデッキも定員過剰の墓地を採用している場合も多かったが、セメタリーはビートダウンデッキのため、これとは区別する。
- マジックの用語としての墓地は「グレイブヤード(Graveyard)」。他のカードゲームには捨て札置き場のことをセメタリーと呼ぶものもあるが、間違えないように。
サンプルレシピ
- 備考
- カナダ選手権03 優勝 (参考)
- 使用者:Josh Rider
- フォーマット
- オデッセイ・ブロック~オンスロート・ブロック期の黒緑タイプ。
- ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald+鉤爪の統率者/Caller of the Clawのコンボが採用され全体除去に耐性がある。
- サイドボードは生ける願い/Living Wishのシルバーバレット用に多く割かれている。