鏡の間のミミック/Mirrorhall Mimic

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降霊で変身する両面カード。第1面はクローン/Clone、第2面は追われる足跡/Followed Footstepsとほぼ同性能だが、いずれもコピーはスピリットになる。

両面カードのコピークリーチャーということで、スタンダード環境で共存する玻璃池のミミック/Glasspool Mimicを彷彿とさせるが、土地としても運用できる代わりに自分のクリーチャーしかコピーできなかったあちらとは異なり、こちらは1マナ重くなった代わりに対戦相手のクリーチャーでもコピーできるためシンプルに戦力が上がっている。

一度死んでも墓地から使い回せるコピークリーチャーとしては多面相の侍臣/Vizier of Many Facesを思い出す性能だが、即座に2体目を出せたあちらとは違ってこちらは2度目のコピー能力を誘発させるのに1ターンの隙ができてしまう。ただし除去されなければ毎ターン増えていくため、上手く守ってやれば面白い活躍が見込めるだろう。

ルール

第1面

• コピーになることに関するルールはクローン/Clone#ルールを参照。
• 他のタイプに加えてスピリットであることはコピー可能な値になる。
• このカードは変身する両面カードなので、変身する両面カードのコピーになってその能力を使うなどの方法で戦場で変身することができる。ただし変身してもコピー効果は継続するので意味のあるケースは少ない。
  • 例：辺境地の罠外し/Outland Liberatorをコピーした場合、その後夜になるに際し鏡の間のミミックは変身して第2面になるが、それは引き続き辺境地の罠外しのコピーであり、激情の罠破り/Frenzied Trapbreakerのコピーにはならない。
  • 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsのような変身することで誘発する能力を持っている場合は意味を持つ。
• ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyや魅せられた花婿、エドガー/Edgar, Charmed Groomのように変身させた状態で戦場に戻す効果によって戦場に戻ることができるが、戦場を離れた時点でコピー効果は終了しているため、コピーの第2面ではなく恐ろしい模倣として戦場に戻る。

第2面

• 能力の解決前にエンチャント先のクリーチャーが戦場を離れた場合、恐ろしい模倣は状況起因処理で墓地に置かれる。最後の情報において恐ろしい模倣がエンチャントしているクリーチャーは存在しないので、コピー・トークンは生成されない。エンチャント先のクリーチャーと恐ろしい模倣が同時に戦場を離れた場合は、コピー・トークンは生成される。

参考

• The Tokens of Innistrad: Crimson Vow/『イニストラード：真紅の契り』のトークン(Daily MTG 2021年11月10日)
• クリーチャー・タイプを変更するカード
• コピーカード
• カード個別評価：イニストラード：真紅の契り - レア