移り気のピルー/Piru, the Volatile
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伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
飛行、絆魂
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(赤)(白)(黒)を支払わないかぎり、移り気のピルーを生け贄に捧げる。
移り気のピルーが死亡したとき、これは伝説でない各クリーチャーにそれぞれ7点のダメージを与える。
マジック:ザ・ギャザリング黎明期のアメコミ作品『Dakkon Blackblade』のエルダー・ドラゴン/Elder Dragonが伝説のクリーチャーとして登場。レジェンドのエルダー・ドラゴン・サイクルと同じデザインのマナ・コストとアップキープ・コストを持ち、死亡したとき伝説でないすべてのクリーチャーへダメージを与える伝説のエルダー・ドラゴン。
単純に大型の飛行・絆魂持ちというだけならばグリセルブランド/Griselbrandなどのよりよい選択肢が存在するため、アップキープ・コストは時代錯誤に見える。しかしこのカードにとっては死亡誘発を能動的に使えるというメリットとしての側面がある。
死亡したときの誘発型能力のダメージの発生源はピルーのため、各ダメージへ絆魂も適用される。そのため伝説でないクリーチャーの数×7点のライフを得ることができ、強力な延命性能を発揮できる。特にリミテッドではクリーチャーが並びやすい・ライブラリーが少ないという特徴からライブラリーアウトまで逃げ切れるだけのライフが稼げてしまうことも。
ストーリー
ピルー/Piruは、始祖ドラゴン/Ur-Dragonから生まれたエルダー・ドラゴン/Elder Dragonの一体。クロミウム/Chromiumとつがいになり、上古族の粛清するものクローシス/Crosis, the Purgerを始め多くのドラゴン種を生み出した。この2体はニコル・ボーラス/Nicol Bolasが起こした古龍戦争も生き延びている。
数千年後、ピルーとクロミウムはジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihadaに隷属させられ、ダッコン/Dakkonとの戦いに送り込まれる。そこで2体はダッコンによって倒されてしまうが、エルダー・ドラゴンの莫大な魔力が解放されたことによる爆発で地殻は砕け、そこは今日でもコロンドール/Corondorの決闘の裂け目/Dueling Chasmとして残っている。
登場作品・登場記事
- Dakkon Blackblade(コミック 1996年6月)
- The Returning Legends of Modern Horizons 2/『モダンホライゾン2』の伝説たち 再来編(Feature 2021年6月10日 Ethan Fleischer著)