魂の養育者、ベス/Bess, Soul Nourisher

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Bess, Soul Nourisher / 魂の養育者、ベス (1)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 市民(Citizen)

基本のパワーとタフネスが1/1でこれでない1体以上のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、魂の養育者、ベスの上に+1/+1カウンター1個を置く。
魂の養育者、ベスが攻撃するたび、ターン終了時まで、基本のパワーとタフネスが1/1であなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは+X/+Xの修整を受ける。Xは、魂の養育者、ベスの上にある+1/+1カウンターの数に等しい。

1/1

基本のパワータフネスが1/1のクリーチャーによって強化され、また強化しかえす伝説の人間市民

最大限有効に活用するには1/1のクリーチャーを大量に搭載した専用構築が要求されるため、メインデッキに投入すると引けるか否かで戦力にムラが生じやすくなる。そのため統率者への指定に向いたカードと言えよう。自己強化の誘発条件全体強化能力の活用ともにクリーチャーの数を並べるほど扱いやすくなるため、小型クリーチャーを大量展開してベスを育て、誘発条件となったクリーチャーたちと共に攻め込んで対戦相手を飲み込む典型的なウィニー戦術に適性があると言える。

ペンデルヘイヴン/Pendelhavenのような過去の1/1を参照するカードとは異なり、基本のP/Tさえ1/1であれば戦場における実際のそれを問わないという点がミソ。そのため栄光の頌歌/Glorious Anthemのような全体強化手段ともディスシナジーが起こらず、全体火力や全体マイナス修整への耐性もある程度は付けることができる。とはいえ、それらが引けなかった時のことを考慮すると輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Catharのような「1/1クリーチャーではないが1/1を生成できるカード」も織り交ぜておいたほうが除去に強くなれる。緑白という固有色の都合上、盛大なるクレッシェンド/Grand Crescendo英雄的介入/Heroic Interventionなどの保護手段をある程度搭載できるのでリセットカードに対しても抵抗しやすいのも利点。

自己強化の誘発条件の都合上、1つの効果による処理ならば一度に何体のクリーチャーを出しても+1/+1カウンターが1つしか置かれないのは玉に瑕。逆に一度に多数の効果が誘発してクリーチャーが並ぶ硬鎧の大群/Scute Swarmなどとの相性は抜群である。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ニューカペナの街角統率者デッキ友好色伝説のクリーチャーサイクル稀少度レア

[編集] ストーリー

ベス/Bessは、ニューカペナ/New Capennaで料理人として働く人間/Human。女性(イラスト)。

食事は魂の栄養だ。もちろん、食べなければ生きることはできないが、不味いものを食べているのでは、真に生きているとは言えない。高街/Park Heightsの華麗な方々は泡の立つ飲み物、上質なステーキ、若芽野菜、好みの部位を楽しむかもしれないが、都市の下層の住民も食べなければならないのは同じだ。人々は舌を刺激するだけでなく、燃料を補給し、体と魂の栄養を摂取する必要がある。ベスはこの都市で最高の秘密にして、最悪の秘密だ――高街の白ずくめのシェフたちに匹敵する料理人にして、五つの一家/Familyで最も経験豊富な密輸人すらも恥じ入る物流の専門家なのだ。料理の達人たる彼女は、その作品を寄付したり、彼女の店より高い(そして彼女の店ほど美味しくない)飲食店から締め出された人々に提供したりする。

かつてロッコ/Roccoの下で副料理長を務めていたベスは、自分自身の厨房を持つために、そして生まれ育った街路に戻り、培った技術を都市の下層に持ち帰るために、その職を辞した。上層の住民は料理の技を評価せず、適切な場所で適切な者が見てくれるだけだった。食事は楽しんでもらうために、愛してもらうために作るもの。ベスにとって、料理とは人々を感動させるものではなかった――人々を養うものだったのだ。彼女の作る料理がたまたまこの都市で最高のものの一つになったということは、彼女の意見では、使命の正しさをまた新たに証明したに過ぎない。それは「人々のために料理する」という使命だ。

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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