頭狙い/Aim for the Head
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ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・ゾンビ(Zombie)1体を対象とする。それを追放する。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札にあるカード2枚を追放する。
詭計/Deceptionの亜種で上位互換のひとつ。捨てさせるのではなく追放させるようになったうえに、ゾンビを追放除去するモードも持つ。
イニストラード:真紅の契りでは降霊などの墓地利用がテーマになっているため、それを許さないのは嬉しい。また、手札から直接追放するためエドガーの覚醒/Edgar's Awakeningのような「捨てたとき」に誘発する能力や、スタンダード外であればマッドネスなども反応させない。
同セットには悲惨な群れ/Wretched Throng、首無し騎手/Headless Riderなどの面倒な死亡誘発を持つゾンビが多数収録されており、それらを安定して処理できるモードも刺さる相手にはなかなか強烈に突き刺さる。
リミテッドでは中盤以降に引くとやや腐りやすい点は気になるが、展開が終わるまでに引ければ後腐れのない手札破壊として使える。仮に捨てさせたのが不要カードでも、手札を減らせさえすれば相手は血を起動しづらくなる。またゾンビは青や黒の主要部族であり一部は高タフネスのテーマとも重なるので、貴重な除去として使える場面もあり悪くない。黒のコモン除去は1マナ-2/-2オーラの牙の天稟/Gift of Fangs、4マナの骨の髄まで/Bleed Dryに6マナの忌まわしき儀式/Grisly Ritualと偏っているという問題を多少緩和してくれる。
ローテーション前のスタンダードにおいては、2枚捨てさせたあと墓地にある他のカードまで根こそぎ追放できる真っ白/Go Blankが存在する。そちらと違い「捨てさせない」ことを重視するか、ゾンビデッキに対しサイドインする形かでの採用になるだろう。多相も対象にできることを忘れずに。
- ホラー作品におけるゾンビは高い耐久力を誇るが、銃撃などで頭部を破壊されると動かなくなるというキャラクター付けがなされていることが多い。このカードがゾンビを除去できるのもそういったイメージからなのだろう。