血の儀式司、ウィスパー/Whisper, Blood Liturgist
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(T),クリーチャー2体を生け贄に捧げる:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
2/2生け贄が1体多く必要な代わりに、タップ能力をインスタント・タイミングでも起動できる様になった伝説版地獄の番人/Hell's Caretaker。
リソースの消耗が非常に激しいが、繰り返し使える上に起動にマナが不要なリアニメイト兼サクり台はコンボパーツとして凶悪。普通に重クリーチャーを踏み倒しても当然強力だが、包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderや不憫なラクダ/Wretched Camelなどの強力なCIP、PIG能力を毎ターン狙ったタイミングで延々使い回してロックに近い状態を作り出す事も容易。その分、甚大にかかる起動コストには戦慄の放浪者/Dread Wanderer、誓いを立てた吸血鬼/Oathsworn Vampireなどの墓地から何度でも再利用できる軽量クリーチャーを当てられれば盤石。
自身も生け贄に捧げて良いのが利便性が高く、墓地にもウィスパーがあればこれに除去が飛んで来ても対応して墓地のものと入れ替えてかわすという動きが可能。他のクリーチャーに除去が飛んで来た場合もそれを生け贄にしてかわし、次ターンで改めて戦場に戻す事が可能であり、追放などの再利用を阻止する除去が溢れる環境においては優秀なエスケープ手段である。なお、能力起動時点で既に墓地にあるカードを対象に取る必要があるので、生け贄に捧げて墓地に落ちたクリーチャーを即座にそのまま釣り上げる事は出来ない事には注意。
弱点はやはりタップ能力ゆえの召喚酔い。タフネス2と貧弱なのでこの隙に除去されやすい。また、全体除去には上記の除去回避が効きにくく場に生け贄を並べて運用する都合上、一掃されると立て直しが難しくなる事も。この点、同セットの血の炎、ガルナ/Garna, the Bloodflameとは鮮やかな補完シナジーを形成する。速攻が付与される事で着地即起動が可能になり、さらにガルナを墓地に落としてまた釣り上げる事で捧げた生け贄達をその都度手札に補充できる。釣り上げたファッティが速攻で攻撃できる様になる制圧力も高い。