祝福/Blessing
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解説
強化には多量の白マナがいるため、白単色あるいは白メインのデッキが相応しい。だが、白のクリーチャーデッキにはハルマゲドン/Armageddonや十字軍/Crusadeという定番の強力カードがある(マナ拘束するハルマゲドンとは相性が悪く、手数を使うタイプのデッキでは全体強化の十字軍のほうが効果的)。個別エンチャントとしての弱点もあいまって、これは選択されづらいカードであった。
別の側面から見ると、白の強化能力は固定値の修整がほとんどであり、パンプアップ、特にパワーとタフネスを同時に強化するものはごくわずか(#亜種)。中でもこれは1マナにつき+1/+1と最高水準の効率を誇る。しかし、それは白に限って言えばの話で、黒では別段珍しくも、強力というわけでもない(いわゆるシェイド能力。深夜の誓約/Midnight Covenantも参照)。
- 「フレイバーに合わず、アンコモンやコモンに相応しい効果であり、レアにしては面白みに欠ける」とされたため、第5版では再録されず、基本セットから姿を消した(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- アルファにはタフネスのみをパンプアップする聖なる鎧/Holy Armorがある。そちらの系統が白の主流となり、主にクリーチャーの起動型能力として受け継がれ、多くの亜種を生んでいる。
- マナフィルター能力を持つFarrelite Priestとの相性は悪くはない。
- リバイズドでの英語版テキストは「(白):+1/+1」とだけある、非常にあっさりとしたもの(参考:イラスト)。これは当時の英語版テンプレートに従った記述によるもの。
- リバイズドでの記載方針は以下の通りであったが、様々な誤解を生んだため、第4版以降では再び詳しく表記されるようになった。
- パンプアップ能力は特に記載がない場合は「ターン終了時まで/until end of turn」の動作
- 個別エンチャントは、特に記載がない限りそのつけられている対象を強化
- 上記のルールに従い、カードには基本的にこれらは書かない
- 当然、このカードに限らず、リバイズドでの他のカードもその形での記載になっている。このカードは見た目上わかりやすいので、ここに挙げた。
関連カード
亜種
パワーとタフネスを同時にパンプアップする白カード。上述の通り少数派(モーニングタイド現在)。
- オーサイの禿鷹/Osai Vultures
- アイケイシアの僧侶/Icatian Priest(個別強化能力)
- ザルファーの指揮官/Zhalfirin Commander(騎士限定の個別強化)
- ジェラードのときの声/Gerrard's Battle Cry(全体強化)
- トロウケアの影/Shade of Trokair(白いシェイド)
一時的な修整でなく+1/+1カウンターを置く白のオーラ