巨森の蔦/Vines of Vastwood
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Vines of Vastwood / 巨森の蔦 (緑)
インスタント
インスタント
キッカー(緑)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(緑)を支払ってもよい。)
クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。この呪文がキッカーされているなら、ターン終了時まで、そのクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
クリーチャー1体にターン終了時まで呪禁に似た効果を持たせるインスタント。
キッカーするとさらに超巨大化/Monstrous Growthされ、岩石樹の祈り/Stonewood Invocationを思わせるものがある。通常は強化が主でさらに他の効果を追加するデザインのカードが多いため、やや特殊な印象を受ける。岩石樹の祈りと比べると、刹那を持たないため打ち消しや対応しての除去をされる可能性もあるが、こちらの呪文や能力の対象にすることはできるのでオーラを唱える際の隙を埋めるには丁度良いだろう。近年の重いクリーチャーには1ターン生き延びたらほぼ勝てるほどの強力なものも多いため、緑マナ1点で単体除去を避けられるのは嬉しい。
メインの効果は運命の回避/Avoid Fateの亜種なのだが、デッキに投入する際は、キッカーを前提とした巨大化/Giant Growth系の呪文として投入するとよいだろう。さまざまな危険からクリーチャーを柔軟に守れる良カードである。
モダンでは感染で採用されている。Pauperでも感染やストンピィの定番カード。自分のクリーチャー保護・強化だけでなく、欠片の双子のように、クリーチャーを対象に取る呪文や能力をキーとするデッキの対策としても使えるのが大きな理由。
- 対象が自分がコントロールしているクリーチャーに限定されていないので、対戦相手のクリーチャーに使い、強化呪文やオーラなどを立ち消えさせることも可能。
- もしルール文章が「そのクリーチャーは呪禁を持つ。」ならば、この使い方はできなくなる。このカードは「この呪文のコントローラーの対戦相手」を基準としているのに対し、呪禁は「呪禁を持つクリーチャーのコントローラーの対戦相手」を基準としているためである。挙動が変わってしまうことから、いわゆる一方通行能力が呪禁に変更された後でも、このカードは呪禁に変更されていない(→June 2011 Update Bulletin参照)。
- レインジャーの悪知恵/Ranger's Guileと比べると、上記の点とキッカーが選択できる点で、柔軟性があり優れている。