エルダー
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エルダー/Elderは、クリーチャー・タイプの1つ。
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(青)(黒)(赤)を支払わないかぎり、ニコル・ボーラスを生け贄に捧げる。
ニコル・ボーラスが対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分の手札を捨てる。
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
この呪文は打ち消されない。
飛行、絆魂
あなたのターンの間、あなたの対戦相手は呪文を唱えられない。
初出はレジェンドの伝説のエルダー・ドラゴンのサイクル。長い間それら5種専用のクリーチャー・タイプであり、ストーリー上でも彼らのほとんどは死滅しているため、新たなエルダーの登場は絶望視されていた。しかし、後のタルキール龍紀伝において彼らとは異なる新たなエルダーが5種登場。レジェンド発売から実に20年以上の歳月を経ての再登場となり、大きな話題を呼んだ。
「Elder」とは「年長者、長老、古老」を意味するが、これはエルダー・ドラゴン/Elder Dragonおよび龍王/Dragonlordのことを指している(後述)。そのため、このクリーチャー・タイプを持つクリーチャーは以下の10種のみであり、カード名に「Elder」を含む他のカードはこのクリーチャー・タイプを持たない。
いずれも多色の伝説のクリーチャーであり、ドラゴンのクリーチャー・タイプを併せ持つ。
該当カード
- レジェンド
- アルカデス・サボス/Arcades Sabboth
- クロミウム/Chromium
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- パラディア=モルス/Palladia-Mors
- 暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi
- タルキール龍紀伝
- 龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai
- 龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar
- 龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan
- 龍王アタルカ/Dragonlord Atarka
- 龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka
ストーリー
エルダー・ドラゴン/Elder Dragon
ドミナリア/Dominaria最古のドラゴンであり、全ドラゴン族の源流とされる者たち。巨竜戦争/Dragon Warと呼ばれる対立で互いを滅ぼし合い、その大半が死滅した。
詳細はエルダー・ドラゴン/Elder Dragonを参照。
龍王/Dragonlord
タルキール/Tarkirの氏族/Clanの頂点に君臨する、古の強大な龍達を指す。サルカン・ヴォル/Sarkhan Volによる歴史改変の結果、龍たちは絶滅の未来を脱し再びタルキールの覇者となった。
- 本来「エルダー/Elder」はドミナリアのエルダー・ドラゴン/Elder Dragon達を指すタイプだが、タルキールの龍王達がこのタイプを持っている事について、Doug Beyerは自身のブログで以下のように解説している。
- 最も高位の存在であり、ウギン/Uginを除けば最古の存在であることの強調するため
- 彼らもまたドラゴン同士で争っており、世界を揺るがすその姿はタルキール版のエルダー・ドラゴンとして相応しいため
- 運命再編からタルキール龍紀伝まで実に1280年が経過しており、紡がれてきた時間を表すため
タイプの変遷
レジェンドの5種類はもともと「エルダー・ドラゴン・レジェンド」という一つのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーであり、印刷されたそれらのカードでは「エルダー・ドラゴン・レジェンドの召喚」であった。その後、一時期ただの「レジェンド」になるも、再度復活。第6版の頃になると「クリーチャー・タイプは1単語」ということになり「エルダー」「ドラゴン」「レジェンド」の3つのクリーチャー・タイプに分割。さらに後の神河物語で「レジェンド」が特殊タイプ「伝説の」に変更された。
現在のルールでは「伝説のクリーチャー ― エルダー・ドラゴン」になっている(時のらせんのタイムシフト版およびFrom the Vault:Dragons版のニコル・ボーラス/Nicol Bolasではこの形で印刷されている)。