苦悶の鎖/Binding Agony
提供:MTG Wiki
Binding Agony / 苦悶の鎖 (1)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーにダメージが与えられるたび、苦悶の鎖は同じ点数のダメージをそのクリーチャーのコントローラーに与える。
相手のクリーチャーが受けるダメージを、対戦相手本体にも反映させてしまうオーラ。
以下のように、間接的なクリーチャー無力化として活用できる。
- 相手の壁などのブロック担当クリーチャーにつければ、事実上そのブロックを無効にできる。それが受けたダメージがそのまま相手に抜けてしまうのなら、アタッカーを倒せない限り、ブロックする意味はない。
- 同様に、こちらに相応のパワーのブロック担当がいるのならば、相手の攻撃担当に付けるのも手。相手から見れば、攻撃してもブロックされればそれなりのダメージが返ってくることになり、攻めを躊躇するかもしれない。
誘発条件は「これのついたクリーチャーがダメージを受ける」こと。したがって、ダメージでそのクリーチャーが死んでしまえば、同時に個別エンチャントのこれも失われるリスクがある。倒さないように細かいダメージで刻むことも可能とはいえ、それなら最初からプレイヤーに当てればいい。そういう意味では、多少ちぐはぐではある。
- クリーチャーが受けたダメージが基準となるので、もしそのダメージ量がクリーチャーのタフネスを超えていても、同じ量が相手にも与えられる。
- 例えばこれがつけられたタフネス1のクリーチャーにショック/Shockを撃てば、相手本体にも2ダメージが入る。
- クリーチャー限定の代わりに効率のよい火力などとの組み合わせは、それなりに便利。コンボとして、対クリーチャー火力のFire Covenantとの組み合わせが知られている。チャネルボールによく似た発想。
関連カード
- 戦場の全てのクリーチャーがこれと同じ「ダメージをコントローラーにも与える」状態になる反動/Repercussionというバリエーションがある。
- 後の神河物語では、ほつれた血管/Ragged Veinsというバリエーションも作られている。同じコストでダメージではなくライフロス、かつインスタントメントと、上位互換といっていいだろう。