よじれた実験/Twisted Experiment
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ウルザズ・デスティニーで登場した黒のオーラ。パワーは増やすがタフネスは減らしてしまうという一見使い難そうな効果だが、修整カードとしては珍しくトーナメントシーンにおいて多様された。
このオーラの強さは、以下の2つの効果を選べるところにある。
1つはクリーチャー強化。邪悪なる力/Unholy Strengthより1マナ重いが、その分パワーを1点多く上げられるので、攻撃力だけを考えた場合のコスト・パフォーマンスに問題はない。マイナス修正についても、エンチャント先を十分に考えてやればほとんど害は無い。邪悪なる力/Unholy Strengthがスタンダードから落ちた時期という事もあって、その頃の黒ウィニーの代表格であるスーサイドブラックに採用された。
もう1つはクリーチャー除去。相手のタフネス1のクリーチャーにエンチャントする事で、除去することができる。
このカードを最も多様したのが、上述したスーサイドブラック。隠れ潜む邪悪/Lurking Evilやファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator、走り回るスカージ/Skittering Skirge等のタフネスがあまり意味を成さない高パワークリーチャーのパワーを更に上げたり、また夜明けに歩くもの/Dawnstriderやティムなどの厄介な相手クリーチャーに対する除去として使われた。特にウルザ+マスクス期のスーサイドブラックは、このカードの名前からツイスト・ブラックの名でも呼ばれた。
- 変形版は悪意ある力/Sinister Strength。こちらは除去に使えない事と、また時代にも合わなかったため、活躍は見られなかった。
- このカードのインスタントメント版として死の隷従/Grave Servitudeがある。クリーチャーの色を黒に変えるという効果もあるため上位互換・下位互換の関係にはならないが。
- 赤に、+2/-2の炎の供犠/Immolationというのもある。そちらのほうが除去としての性能は高く、またコストも軽い。