否定の壁/Wall of Denial
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3マナ0/8という石の壁/Wall of Stone並みの堅さに加え飛行を持つため、並みのフィニッシャーならば楽々止めることができる。さらに被覆により単体除去も受け付けないため、神の怒り/Wrath of God等の入らないクリーチャーデッキに対しては正に鉄壁である。ブロッカーとしての信頼性は歴代の壁の中でもトップと言っていいだろう。
構築では崇敬の壁/Wall of Reverenceや羽毛覆い/Plumeveilのような候補も存在するため、使われるかどうかはメタゲームの関係で単体除去耐性を評価できるかどうかにかかっている。リミテッドでは守りの要として活躍できるが、接死持ちには注意したい。畏怖持ちも止められない(アラーラの断片ブロックに畏怖持ちは2体しかいないが、謎の仮面/Mask of Riddlesが大敵)。絆魂を持つクリーチャーも大敵で、ダメージこそ防げるが相手にきっちり回復されてしまう(たとえば悪斬の天使/Baneslayer Angelの攻撃は防げるが、回復はきっちり発生するので有効な対策にならない)。
このように弱点や対抗馬こそ多いのだが、当時の環境柄黒や赤や緑のカードでは対処がかなり難しく、刺さる相手と刺さらない相手が非常に極端だった。減速がそのまま敗着につながるような速攻型のデッキを相手にうまく時間を稼ぐこともでき、続唱などから出せればアドバンテージを失わずに鉄壁の守りを持つカードを展開できる。さほど実績のあるカードではないが、その唯一無二の性能からスタンダードで愛好するプレイヤーもいた、隠れた実力者だった。
- このカードへの対処が苦手なデッキにとって、フレイバー・テキストは身につまされる。
それは洞察力のある魔道士すべてが求めるものをを与えてくれる ――― 考える時間だ。
- アラーラ再誕日本語版のフレイバー・テキストは、「求めるものをを与えてくれる」と、「を」が重複してしまっている。