ヴァンガード
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ヴァンガード/Vanguardは、カード・タイプの一つ。カジュアル変種ルールのヴァンガード戦専用のカード・タイプ。
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解説
ヴァンガード・カードは通常のカードの倍の大きさとなっており、定形外のマジックのカードである。特性として能力を持つほか、手札補正子とライフ補正子も持つ。サブタイプは持たない。
後にMagic Onlineにおいても同様のルールに則ったMagic Online Vanguardが多数作られている。詳細はそちらのページを参照。
各ヴァンガード・カードの特性はカード個別評価:Vanguardおよびカード個別評価:Magic Online Vanguardを参照。なお、画像はGathererで見ることができる。
- ヴァンガード・カードはある意味で統率者、力線、相棒などの先駆け的存在と言える。
- カードは全てストーリー上のキャラクターであり、多くはそのキャラクターを反映した能力なので、キャラになりきってゲームができる。また、当時はプレインズウォーカー・カードが存在しなかったため、カード化されたプレインズウォーカー/Planeswalkerを手にできるという点で貴重なカードだった。
- 元々は海外のアリーナ・リーグ加盟店と参加者を増やすための褒賞として企画されており、実際に配布期間中は加盟店が増加している。そのためヴァンガード・カードが配布されている期間は、アリーナ・リーグプロモの新規作成と配布は行われなかった。
シリーズ
ヴァンガードは基本的にアリーナ・リーグの褒賞であり、時期によって貰えるカードのシリーズが異なっていた。
現在まで(Magic Onlineを除いて)32種類のヴァンガードが登場している。日本語版は存在しないが、国内でもイベントなどで英語版のヴァンガードが配布されたことがある。ただ、そもそも流通量が少ないこともあり、現在ではやや入手困難。
アリーナ・リーグ
シリーズ1 (1997年後半) |
シリーズ2 (1998年前半) |
シリーズ3 (1998年後半) |
シリーズ4 (1999年前半) |
---|---|---|---|
Ertai | Barrin | Eladamri | Ashnod |
Gerrard | Crovax | Lyna | Gix |
Karn | Greven il-Vec | Multani | Mishra |
Maraxus | Hanna | Oracle | Serra |
Mirri | Orim | Rofellos | Tawnos |
Sisay | Selenia | Sidar Kondo | Titania |
Squee | Starke | Sliver Queen, Brood Mother | Urza |
Tahngarth | Volrath | Takara | Xantcha |
- シリーズ1のカードはヴァンガードギフトボックスに全て封入されており、購入する事で一揃い入手することができた。このボックスは日本でも発売されている。
Duelist付録
以下の4枚はDuelist誌の付録にもなっている。
- Duelist 19号 - シリーズ1 Gerrard
- Duelist 33号 - シリーズ3 Multani
- Duelist 37号 - シリーズ4 Urza
- Duelist 47号 - シリーズ4 Mishra
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 3 カード・タイプ
- 312 現象
- 312.1 現象は、定形外のマジックのカードにのみ存在するカード・タイプである。プレインチェイス戦カジュアル変種ルールは次元・カードを用いる。rule 901〔プレインチェイス戦〕参照。
- 312.2 現象・カードは、次元デッキの中にある間も、またオモテ向き になっている間も、ゲームの間統率領域にあり続ける。唱えられることはない。現象・カードはパーマネントではない。現象・カードが統率領域を離れる場合、それは統率領域に残り続ける。
- 312.3 現象・カードにはサブタイプは存在しない。
- 312.4 オモテ向きの現象・カードのコントローラーは、次元 コントローラーとして指定されたプレイヤーである。通常、次元 コントローラーはアクティブ・プレイヤーである。しかし、現在の次元 コントローラーがゲームから離れる場合、ターン順で次になる、ゲームから離れないプレイヤーが次元 コントローラーとなり、その後で元の次元 コントローラーはゲームから離れる。新しい次元 コントローラーは、そのプレイヤーがゲームから離れるか、あるいは他のプレイヤーがアクティブ・プレイヤー になるまでの間、指定されたままとなる。
- 312.5 次元・カードはそれに遭遇したときに誘発する誘発型能力を持つ。「あなたが[このカード]に遭遇したとき、」とは、あなたがこのカードを次元デッキから取ってオモテ向きにしたとき、という意味である。
- 312.6 裏向き になったオモテ向きの現象・カードは、新しいオブジェクト になる。
- 312.7 現象・カードが統率領域でオモテ向きであり、かつ、誘発してスタックから離れていない誘発型能力の発生源でない場合、次にプレイヤーが優先権を得る時点で次元 コントローラーはプレインズウォークする。(これは状況起因処理である。rule 704、rule 701.24〔プレインズウォークする〕参照。)
- 312 現象