目覚ましい修復術/Brilliant Restoration
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あなたの墓地のアーティファクトおよびエンチャントすべてをリアニメイトするソーサリー。蔵の開放/Open the Vaultsが自分のみとなった代わりに重くなった形。
デッキ構築の段階でアーティファクトとエンチャントの割合を高くしておけば、かなりのボード・アドバンテージを得られる。神河:輝ける世界にはアーティファクト・クリーチャーやクリーチャー・エンチャントも多いため、それらのカードとも相性が良い。墓地肥やしと併用すれば更に強力。踏み倒せる範囲が広いので、「撃てば勝ち」となる状況を作り出すことも比較的容易。
特筆すべき点として、魂力との相性の良さが挙げられる。神河:輝ける世界の魂力持ちはアーティファクト・クリーチャーもしくはクリーチャー・エンチャントが多く、なおかつクリーチャーとしては重量級が多いため、序盤に魂力で墓地を肥やして終盤に大型クリーチャーを一気にリアニメイトする動きが可能。平地をサーチできる陽刃の侍/Sunblade Samuraiやマナ加速ができる大狸/Greater Tanukiなどは特に好相性。
注意点としては戻せるカードを選べないため戦場の状況によっては利敵行為を起こしてしまうことがある。例えば入念な栽培/Careful Cultivationや乗り手の生まれ/Born to Driveなどは、目覚ましい修復術を唱えた時点で対戦相手の場にしかクリーチャーが存在しなかったらそちらにエンチャントされた状態で戦場に戻ってしまう。
そして最大のネックは、7マナのクァドラプルシンボルという重さ。重量級のソーサリーを踏み倒す手段がスタンダードにほとんど無いため、地道に土地を伸ばしていく必要がある。優秀な魂力持ちの種類を増やすとさらに色事故のリスクも増えるというジレンマも生じる。
ストーリー
カードの名前、イラスト(通常版、淡光フレーム版)、ルール文章、フレイバー・テキストからは、香醍/Kyodaiが何かを「修復」しているさまが読み取れる。一方、Magic Storyでこのカードのイラスト(通常版)が挿絵として使われているのは、現実チップ/The Reality Chipの力で香醍と放浪者/The Wandererの精神が繋がっている場面であり、何かを修復している様子はない[1]。
「私たちは力を尽くしてこの土地を修復しましたが、この先の未来は我が姉に託さねばなりません。姉上なら私たちの夢を夜明けまで導いてくれることでしょう。」― 今田魅知子の日誌
脚注
- ↑ Episode 5: Threads of War/メインストーリー第5話:次なる戦いへ(Magic Story 2022年1月27日 Akemi Dawn Bowman著)