レジェンド
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レジェンド/Legends(エキスパンション) [#set]
マジック史上3番目に作られた拡張セット(エキスパンション)。意味は「伝説」。
アイスエイジよりも早く「このセットのみで遊べる」独立型エキスパンションを目指して開発されていたらしい。 枚数も基本セット並に多く、基本的なクリーチャーの同型再版や従来のカードの修正版・色違い版が多数収録された。
その反面、解呪/Disenchantに相当するカードが収録されず、同セット内のカードのみで遊ぶ場合のエンチャントを壊す手段はワールド・エンチャントに対してワールド・エンチャントを後出ししたり、対戦相手のオーラをRemove Enchantmentsで破壊するなど限定的なものとなった。
レジェンド(現在では伝説のクリーチャー)というクリーチャー・タイプやマルチカラーが初めて登場した。 このセットではレジェンド・クリーチャーはすべてマルチカラーであり、マルチカラーは全てレジェンドである。 その他にもランページや伝説の土地、ワールド・エンチャント、毒カウンター関連のカードもはじめて収録される。
基本セット以外では初めて1パック15枚のカードで構成されたエキスパンションで、トーナメントパックや構築済みデッキのないパックのみ販売されていた。 (すべてのパックに16枚目としてルール解説のカードが入っている)
また、有名どころとしては、
- Mirror Universe
- Eureka
- Mana Drain
- Moat
- The Abyss
- Nether Void
- 地獄界の夢/Underworld Dreams
- Chains of Mephistopheles
といった凶悪なカードが収録されており人気を博した。
アンコモンにはA・Bと2つのグループがあり、最初期ロットは1つのボックスにはどちらかのグループのカードしか収録されていないという、致命的な商品管理上のミスがあった。
ホビージャパンの製品情報では「レジェンド」と表記されているが、英語の読みに近づけるためやクリーチャー・タイプであったレジェンドと区別する意味で「レジェンズ」と表記する人もいる。
1994年6月発売。全310種類。 エキスパンション・シンボルはドーリア式円柱。
デザイン [#design]
デザイン・チーム | Steve Conard (lead) | |
Robin Herbert | ||
開発チーム | Skaff Elias | |
Jim Lin | ||
Chris Page | ||
Dave Petty | ||
アート・ディレクター | Jesper Myrfors | |
Sandra Everingham |
- なお余談だが、レジェンズに登場するレジェンドたち(ややこしい!)は、ほとんどが開発者が遊んでいたD&Dのキャラクターが元ネタになっている。
- 映画の題名からつけられたカードが多いことでも有名。WotCの資料によれば30枚以上:http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/129(ある映画マニアのマジックファンによる調査:http://www.flaminio.com/magic/movies.htmlによれば45枚:http://www.flaminio.com/magic/movies-le.html)も映画のタイトルと同名のカード
があるという。
関連リンク
- [[1]] その10(WotC、英文)
- [[2]](Braingeyser、上の記事の和訳)
- Family trees:http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/46(WotC、英文)セットに収録されたレジェンドたちの関係図。
参考
- カード個別評価:オールドエキスパンション
- カードセット一覧
- 背景世界/ストーリー用語
- Johan(小説レジェンド・サイクル)
- Jedit(同上)
- Hazezon(同上)
- Assassin's Blade(小説レジェンド・サイクル2)
- Emperor's Fist(同上)
- Champion's Trial(同上)
レジェンド/Legend(クリーチャー・タイプ/廃語) [#type]
神河物語より前に存在したクリーチャー・タイプ。現在は存在しない。 クリーチャー・タイプがレジェンドであったカードは、(旧)レジェンド・ルールの影響を受けていた。
以前レジェンドであった全てのクリーチャーは、現在では代わりに特殊タイプ「伝説の」を持つ「伝説のクリーチャー」となっている。
伝説のパーマネントに関するルールは「レジェンド・ルール」を参照。
- 既に存在していないので、クリーチャー・タイプを選ぶときに「レジェンド」を選ぶことはできない。
これにより、クリーチャー・タイプを書き換える呪文や能力を若干悪用しづらくなった。
- ウルザズ・レガシーまでは、「大天使レイディアント/Radiant, Archangelは天使として扱う。」といったように、追加のクリーチャー・タイプがルール・テキスト欄に書かれている場合があった。
クリーチャー・タイプが重要視されていなかった時代の割に、わざわざテキスト欄を1行使ってこんな事をしていたとは律儀なものである。 レジェンドはあまりトーナメント向けに作られたカードではない、という当時の認識を助長していた一因でもあった。 現在はOracle変更によりそれらの行は削除されている。