アラクリアの武器庫/Alacrian Armory
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アーティファクト
あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+0/+1の修整を受け警戒を持つ。
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールしていて乗騎(Mount)や機体(Vehicle)である最大1体を対象とする。ターン終了時まで、そのパーマネントは、乗騎なら騎乗された状態になり、機体ならアーティファクト・クリーチャーになる。
門の維持/Hold the Gatesの修整値が固定されたイメージの全体強化・アーティファクト。それだけでは流石に些細すぎるが、自分のターンの戦闘の開始時に乗騎や機体1つに騎乗・搭乗を無料で行える誘発型能力も持つ。
構築で4マナもかけるにしては得られるアドバンテージが小さい。
リミテッドでも採用しづらい1枚。タフネス強化と警戒の付与は噛み合ってはいるが、これだけではあくまで返しのターンの攻撃を牽制するにとどまり、有利な盤面を固定することにこそ長ずるがそれ以外の機能に乏しい。一方的にブロッカーを温存しつつ攻撃を通せる点はエンジン始動!軸のデッキ同士の戦いで有利に働きうるが、狭い役割のためだけに4マナのスロット1つを割くのは現実的ではない。迂回知らずのナマケモノ/Unswerving Slothや歴戦の獣騎兵/Veteran Beastriderなど白の絡むアンコモンに全体アンタップつきのクリーチャーがいるところも相対的な評価を下げる。アーティファクトシナジーを利用する白青でもカード1枚分の働きは期待しづらい。
騎乗・搭乗のサポートとしても、多くの乗騎・機体が要求するコストは現実的な範囲にとどまっているため、このカードを設置するよりは適当な4マナクリーチャーを出し騎乗・搭乗させる方が安定する。マーシャルの路航車/Marshals' Pathcruiserが4ターン目に6/6警戒として殴り始めるとなかなか強力であり、相手の全損事故/Ride's Endを使いづらくしたりと細かなメリットがあったりもするが、それら諸々を加味しても採用は難しい。サイドボード要員としてもあまり期待はできないか。