Look at Me, I'm the DCI
提供:MTG Wiki
禁止カードを自分で指定することができるカード。どう考えてもおかしいが、アングルードなので全く問題は無い。
性能的には後に登場した頭蓋の摘出/Cranial Extractionの上位種と考えることができるが、これはコンボデッキ対策としてはさすがに重すぎるし、サイドボードから投入したのではせっかくのマッチから取り除く効果が弱まってしまう。なのでこのカードを使うのであれば、これを主軸としたコントロールデッキが最適といえる。あなたにとって都合の悪いカードを複数禁止することができればそれ以降のマッチで優位に立てるだろう。
アングルードを使える大会の場合、このカードで指定されたカードを以降その大会の全てのマッチで禁止カードとする追加ルールを用いることがある。
- 2017年12月のオラクル更新で、地味に機能が変更された1枚。あらゆる領域に対応するようになったほか、追放領域ではなくゲームの外部に移動させるようになったことで、印刷時の効果に近づいた。
- イラストは現在のマジック主任デザイナー、Mark Rosewaterの手によるもの。60枚描いた中で、最も出来が良い物を採用したとのこと。このイラストに対する報酬として、1ドルを受け取ったらしい。片手に持つジョッキの中の黄色い液体はもちろんビールとのこと。
- 後に氏がデザインしたR&D Playtest cardsであるMaro's Gone Nutsにも同様の人物が描かれている。
- Duelist #30の記事(Insider Trading)に掲載された下書きによれば、イラスト中の的に貼り付けられたカードは右上から時計回りに転覆/Capsize、アルファ版解呪/Disenchant、Rust、アルファ版オークの軍旗/Orcish Oriflamme、瘴気/Marsh Gas(ダーツが刺さっている)。
- このカードをトーナメントで使えるようにしようとして、できたカードが頭蓋の摘出である(→Card of the Day 06/17/2005(邦訳)参照)。さらにイニストラードで金輪際/Nevermoreとして指定されたカードを唱えられなくするエンチャントが登場している。
- アンヒンジドではLook at Me, I'm R&Dというカードが作られている。こちらはエラッタを自分で作ることができる。
フレイバー・テキスト(日本語訳は あんかば カードリストより引用)
Few understand the DCI's rigorous decision-making process.
DCIの厳しい意志決定工程を理解するものは少ない。
- 確かにイラストを見ると、ビール片手に目隠した人がダーツで決めてるからね……。
参考
- 壁紙(WotC)
- Card of the Day 06/17/2005(邦訳)
- マジックのデザイン・AからZ その2(Making Magic 2022年7月18日 Mark Rosewater著)
- カード個別評価:アングルード - レア