酸の短剣/Acidic Dagger
提供:MTG Wiki
Acidic Dagger / 酸の短剣 (4)
アーティファクト
アーティファクト
(4),(T):クリーチャー1体を対象とする。このターン、それが壁(Wall)でないクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、その壁でないクリーチャーを破壊する。このターン、対象となったクリーチャーが戦場を離れたとき、酸の短剣を生け贄に捧げる。起動はブロック・クリーチャーが指定されるより前にのみ行う。
壁以外のクリーチャーを破壊するバジリスク能力を与えるアーティファクト。
これは戦闘ダメージを条件に除去を行う初のバジリスク能力を持つ。これまでの「ブロックした・された」を条件とする能力と異なり、戦闘ダメージを与える必要があるため、パワーが0の壁などに使用しても意味はなく、プロテクションや軽減で妨害される点が弱み。その反面、戦闘終了時を待たずに戦闘ダメージを与えた時点で破壊を行うので、先制攻撃とのシナジーは大きい。例えばツンドラ狼/Tundra Wolvesに使えば、多くの相手に一方的に勝てる。
装備品登場以前の武器・道具をイメージした他のカードと同じく、この短剣の使用者(これの対象として選ばれたクリーチャー)が戦場を離れると、これも一緒に失われてしまう。したがって、小型クリーチャーで大型クリーチャーと相打ち、というような使い方をするとカード枚数で損をすることになる。高いタフネスや再生を持つ死ににくいクリーチャー、上述の先制攻撃持ちを使用者とするのが適している。
ボード・アドバンテージ損失の危険に加えて、軽いとは言えない起動コストもあってか、使いづらいカードとされ、出番はほとんどなかった。
- 日本語版は誤植(「対象となっているクリーチャーがこのターンに場を離れた場合」の太字部分が欠落)のため、増刷時にテキスト変更が行われた。
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第57位(Braingeyser)
- 再録禁止カード一覧(再録禁止カード)
- カード個別評価:ミラージュ - レア