演習ミイラ/Sparring Mummy
提供:MTG Wiki
4マナのクリーチャーとしてはかなり地味な効果。例によってタップ能力の使用回数を水増しする、戦闘に参加したクリーチャーをアンタップし擬似警戒のように振る舞わせるといったことができる。これに限らず、アモンケットのアンタップ効果を持つカード群は督励のデメリットを帳消しにできることを覚えておこう。
リミテッドにおいてはメリット能力を持つ4マナ3/3と、戦力としては及第点。ゾンビなので部族シナジーを得られ、督励持ちとの相性も良く、シングルシンボルなので多色デッキでも無理なく採用できるなど、派手さはないが使いやすいカード。
- このカード自身を能力の対象にすることも適正である。領事の権限/Authority of the Consulsや超常的耐久力/Supernatural Stamina等によりタップインした場合や、ETB能力をスタックに乗せつつ不朽処理者の道具/Embalmer's Toolsを起動した場合など、限定的ながら意味はある。
- 英語名はボクシング等の格闘技においてトレーニングで使われるスパーリング用の人形、Sparring Dummyを捩った洒落。
- ビシッと姿勢のよい構えを決めて見習いの手本となるイラストやアモンケットトレイラーの切れのある動きから、ただの木偶人形(ダミー)ではないことが伺える。試練に挑む修練者/Initiate、すなわち督励を持つクリーチャーを支援できるのもこのあたりを汲んだデザインといえよう。
来世での居場所を求める見習いたちは日々、栄達を逃した者相手の訓練にいそしむ。