爪の群れのウルリッチ/Ulrich of the Krallenhorde
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 狼男(Werewolf)
このクリーチャーが戦場に出るか爪の群れのウルリッチに変身するたび、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+4/+4の修整を受ける。
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、爪の群れのウルリッチを変身させる。
Ulrich, Uncontested Alpha / 揺るぎない頭目、ウルリッチ
〔赤/緑〕 伝説のクリーチャー — 狼男(Werewolf)
このクリーチャーが揺るぎない頭目、ウルリッチに変身するたび、あなたがコントロールしておらず狼男(Werewolf)でないクリーチャー1体を対象とする。あなたは「このクリーチャーはそれと格闘を行う。」を選んでもよい。
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、揺るぎない頭目、ウルリッチを変身させる。
伝説の狼男。かつての高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells同様、どちらの面にも変身時に誘発する誘発型能力を持つ(第1面の能力はCIP能力でもある)。
第1面の能力により、戦場に出てすぐに自身のパワー分の打点を戦線に加えることができるため、擬似的な速攻持ちのような挙動を示す。純粋な速攻と違い修整であるので再変身時にも意味がある上に、戦場のクリーチャーが自身だけでも効果がある。もちろん、他の回避能力持ちクリーチャーに修整を与えることで強烈な一撃をお見舞いしても良いだろう。
第2面への変身時には、対戦相手の狼男でないクリーチャーと格闘を行うことができる。6/6というサイズを一方的に屠れるクリーチャーしかいないという状況はそう多くないため、ほぼ確定除去として考えて良いだろう。変身時の誘発型能力なので、繰り返し使えるのが強力。2度も変身すれば、第1面の性能と組み合わさって戦場を壊滅させているだろう。狼男の群れの頭目というフレイバーを重視しているためか、狼男とは格闘ができない。
開発秘話
イニストラード・ブロックに対するユーザーの不満の中で特に大きかったものの1つが、伝説の狼男が存在しないことであった。イニストラード/Innistrad以外の次元/Planeでは狼男はほとんど扱われておらず、また印刷コストの観点から統率者戦用セットなどに両面カードを収録するのは難しいため[1]、イニストラードを覆う影ブロックはユーザーの期待に応える貴重な機会と言えた。
当初はイニストラードを覆う影での収録が予定されていたが、同じ「赤緑の神話レアの両面カード」であるアーリン・コード/Arlinn Kordとの兼ね合いから、こちらが異界月に移されることとなった。これは異界月の両面カードのテーマである「エルドラージ/Eldraziへの変身」に反していたが、上記のユーザーの反響を知るMark Rosewaterらの強い主張により、例外として収録されることが決まった[2]。
ストーリー
ウルリッチ/Ulrichはイニストラード最大の吠え群れ/Howlpack、爪の群れ/The Krallenhordeの頭目を務める狼男。人間の姿でいるときにも人の社会には戻らず、爪の群れの仲間たちとともに林野を駆け回っている。
詳細はウルリッチ/Ulrichを参照。
脚注
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterブログ)
- ↑ Eldritch Perfect, Part 2/異界の完成 その2(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)