累加アップキープ
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累加アップキープ/Cumulative Upkeep | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.24 |
累加アップキープ/Cumulative Upkeepは、場に出たパーマネントの維持にコストを課す誘発型能力である。
Glacial Chasm
土地
土地
累加アップキープ ― 2点のライフを支払う。(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
Glacial Chasmが戦場に出たとき、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたがコントロールするクリーチャーは攻撃できない。
あなたに与えられるすべてのダメージを軽減する。
あなたのアップキープの開始時に、「累加アップキープ[コスト]」を持つパーマネントに経年カウンター (Age Counter) を1個置く。その後、このパーマネントの上にある経年カウンター1つごとに[コスト]を支払わなければ、そのパーマネントを生け贄に捧げる。
ようするに、だんだんアップキープ・コストが大きくなっていくのである。
- 何らかの効果により複数の累加アップキープを持っている場合、「経年カウンターを乗せて、コストを払う(or払わない)」をそれぞれに対して行う。解決順により、最終的に支払うコストの合計が変わってくる場合があるので注意。
- 魔力の導管/Power Conduitにより経年カウンターを取り除くことは可能だが、「カウンターを乗せ、コストを支払う」という一連の動作には割りこめないので注意。ようは、最低でも1つ分は支払わないといけないということである。
- 「累積アップキープ」と聞いてにやりとできる方はそうとう古くからのプレイヤーであろう。もしくは、翻訳の出ていない時期からのプレイヤーかもしれない。
- アイスエイジで出た当時は経年カウンターを置くというルールが存在しなかったので管理が大変だった。
- アイスエイジ初出のシステムだが、類似効果を持っていたためOracleでこれを得ることになった古いカードもある。→ サイクロン/Cyclone
- もともとは単純に「だんだん扱いづらくなる」システムとして作られたが、上記サイクロンの存在によって「場にいる時間に応じて強くなる」という使い方もできることに気づかれたようで、ウェザーライトやコールドスナップでは、経年カウンターの数を参照するカードがいくつか存在する。
- ちなみに、同様に「場にいる時間に応じて強くなる」にもかかわらず、わざわざ別のカウンターを併用しているカードが、ミラージュにある。→ 悪性腫瘍/Malignant Growth
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造