迫害/Persecute
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ウルザズ・サーガ初出の大量手札破壊呪文。基本セットの第7版から第9版まで再録された実績もあり、大量手札破壊の代表格と言えるカード。
単色デッキ相手には絶大な効果を発揮する。プレイングと経験次第では、多色デッキ相手にも外すことは少ない。その状況で使われるとやっかいなカードの色を指定するだけでも効果は高い。
これが登場した当時はメタに単色デッキ(スライ、ストンピィ、パーミッション、スーサイドブラックなど)が流行していたため、暗黒の儀式/Dark Ritualから2ターン目に唱えると非常に強力だった。スライやストンピィのような高速デッキであっても、2ターン目に撃たれればひとたまりも無い。もっとも、当時は茶単も横行していたので、使ったら対戦相手の手札は土地とアーティファクトだけだったという結果も少なからずあった。
第7版で再録された時は、相方の暗黒の儀式もいなくなり、精神ヘドロ/Mind Sludgeが出てくるなど時代の波にもまれ、あまり使われることはなかった。それでも決まれば強力であることに変わりはない。
ラヴニカ・ブロック時代には多く使われていた。強い多色カードが多いということで、かえって使いやすくなっていたからである。実際、太陽拳などの黒絡みのコントロールデッキではほぼ必須だったと言ってもよい。
- インベイジョンでは小型版の頭の混乱/Addleが、アンヒンジドにはパロディ版のPersecute Artistが登場した。
ストーリー
- ウルザズ・サーガでのイラストは、セラの領土/Serra's Realmの戦いにおいてファイレクシア/Phyrexiaの虜囚となったセラの天使/Serra Angelのセレニア/Seleniaの姿(イラスト)であり、フレイバー・テキストが次のように添えられている。
私のもっともすぐれた戦士は、ファイレクシア人の手にかかった。セレニア嬢が尊厳ある死に方をしたことを祈る。
― 大天使レイディアント/Radiant
- 第8版・第9版では、イラストはウルザズ・サーガのものが採用されたが、フレイバー・テキストが17世紀のイギリスの詩人・作家、ジョン・ドライデン(参考(Wikipedia))のものに差し替えられている。
人なす暴虐その数莫大 中で悪しきが思想の迫害
― ジョン・ドライデン 「雌鹿と豹」
参考
- 手札破壊カード
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ - レア
- カード個別評価:第9版 - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第7版 - レア