荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus
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アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゴーレム(Golem)
トランプル、感染、破壊不能
荒廃鋼の巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに荒廃鋼の巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
感染を持ったダークスティールの巨像/Darksteel Colossus。感染持ちクリーチャーの中では最大のP/Tを誇る。
プレイヤーへの攻撃が通れば一撃で毒殺。ブロッカーがいてもトランプルによりほとんどの場合2回攻撃すれば勝負を決めることが可能と、圧倒的な攻撃力を備える。リアニメイトこそできないものの、何らかの方法でマナ・コストを踏み倒して出すだけの価値は十分にある(Tinker戦略)。
例えば、同じミラディンの傷跡ブロックのカルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemasterから6ターン目前後にサーチする戦法である。これはスタンダードにおいて、鍛冶場主を採用したタイプの青黒テゼレットで実際に使われた。
エターナルになると一気に軽量かつ実用的な踏み倒し手段が増え、レガシーだとShow and Tell、スニークアタックなどの候補になり得るが、これらのデッキでは事実上一撃死に近い攻撃性能を持つ上、環境の基本除去である剣を鍬に/Swords to Plowsharesに対する除去耐性を持った引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornが一般的なフィニッシャーであるため、こちらはそれほど頻繁には採用されていない。
荒廃鋼の巨像が真価を発揮するのは修繕/Tinkerを擁するヴィンテージである。同じく修繕のサーチ先である墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanにはバウンスなどの耐性で劣るが、やはり一撃でゲームを終わらせられる点は大きく、現在では修繕からの最も代表的なフィニッシャーとしての地位を獲得しており、採用率も非常に高い。環境柄クリーチャーが少なく、出してしまえばそのまま攻撃が素通りしてしまうことも多いというのがこのカードのスピードをさらに引き立てている。
- ダークスティールの巨像がファイレクシアの油/Phyrexian oilによって変化したクリーチャーだが、何故かイラストは巨像の方ではなく白金の帝像/Platinum Emperion(イラスト)と対になるように描かれている。
参考
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - 神話レア