センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu
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*「nosferatu」とは、「『吸血鬼』『不死者』を意味するルーマニア語」と説明されることが多いが、実際のところ真偽の程は定かでない。語源についてはギリシア語説(「疫病を運ぶ者」)、ラテン語説(「息をしていない者」)、あるいは古ルーマニア語説(「悪魔」)など種々の説があるが、どれも決定的なものではない。現代ルーマニア語やルーマニアの民間伝承(及びその研究資料)にnosferatuという言葉が見当たらないことから、別の単語が転訛したか、誤聞されたものである可能性も指摘されている。 | *「nosferatu」とは、「『吸血鬼』『不死者』を意味するルーマニア語」と説明されることが多いが、実際のところ真偽の程は定かでない。語源についてはギリシア語説(「疫病を運ぶ者」)、ラテン語説(「息をしていない者」)、あるいは古ルーマニア語説(「悪魔」)など種々の説があるが、どれも決定的なものではない。現代ルーマニア語やルーマニアの民間伝承(及びその研究資料)にnosferatuという言葉が見当たらないことから、別の単語が転訛したか、誤聞されたものである可能性も指摘されている。 | ||
**余談だが、この語を世に広める直接のきっかけを作ったのはブラム・ストーカー。元々エミリー・ジェラードが自著でnosferatuを「吸血鬼」として言及したのだが、これを参考にストーカーがワラキア公ヴラドをモチーフにした小説『吸血鬼ドラキュラ』で「不死者」のような意味で用いた。現在のような意味で広く定着することになったのはこのためである。 | **余談だが、この語を世に広める直接のきっかけを作ったのはブラム・ストーカー。元々エミリー・ジェラードが自著でnosferatuを「吸血鬼」として言及したのだが、これを参考にストーカーがワラキア公ヴラドをモチーフにした小説『吸血鬼ドラキュラ』で「不死者」のような意味で用いた。現在のような意味で広く定着することになったのはこのためである。 | ||
− | + | *「[[2009年]]、スクウェア・エニックスのATCG(アーケードトレーディングカードゲーム)「ロードオブヴァーミリオンⅡ」に[http://www.lordofv.com/collaboration/ 使い魔カードとしてゲスト参戦]した。 | |
+ | **しかし、同時にゲスト参戦した他のMTGカードはいずれも「[[プレインズウォーカー]]か、[[第10版]]に収録されている各色の[[クリーチャー]]」である。この事から、ユーザーの間では「選出したスタッフが『センギアの吸血鬼』と間違えたのではないか?」とも囁かれている。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[センギア/Sengir]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[センギア/Sengir]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] |
2010年1月8日 (金) 04:02時点における版
Sengir Nosferatu / センギアの吸血魔 (3)(黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行
(1)(黒),センギアの吸血魔を追放する:飛行を持つ黒の1/2のコウモリ(Bat)・クリーチャー・トークンを1体生成する。それは「(1)(黒),このクリーチャーを生け贄に捧げる:追放されている《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》という名前のカード1枚をオーナーのコントロール下で戦場に戻す。」を持つ。
時のらせん版センギアの吸血鬼/Sengir Vampire。マナ・コスト、サイズ、飛行能力は同じだが、吸血能力の代わりに、吸血鬼の定番能力の1つ「コウモリへの変身」能力を持っている。
ただ変身するだけでは意味なくスペックダウンしてしまうだけだが、この能力は自分専用ちらつき/Flickerとして使え、マナさえあればオーラを外したり、呪文を立ち消えさせたり、戦闘を回避したりできる。全体除去には無力であるが、かなり除去しづらいクリーチャーである。
5マナ4/4飛行デメリット無しでこの性能は黒のフィニッシャーとしては破格であるが、これは突然の死/Sudden Deathの登場も考慮されているものと思われる。センギアの吸血鬼が火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuに焼かれたように、このカードもコウモリへの変身がきかない突然死に苦しめられるのだろうか……。コウモリに変身したときの突然のショック/Sudden Shockにも注意したいところ。
- コウモリ・トークンは1/2と少々珍しいサイズだが、これはSengir Batsをイメージしているのだろう。同じ吸血鬼で、コウモリを使役する骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampireのトークンは1/1であるため、同時に使うときは間違いの無いように注意したい。
- コウモリ・トークンの能力で「本来の姿」に戻る際、「追放されている『センギアの吸血魔』という名前のカード」としか書かれていないため、戻すカードは前と同じセンギアの吸血魔でなくてもよいし、相手がオーナーのものでもよい。ただし、そのオーナーのコントロール下で戻ることには注意。
- コウモリ・トークンの能力で「本来の姿」に戻る際、(永遠からの引き抜き/Pull from Eternityなどによって)「追放されている『センギアの吸血魔』という名前のカード」がない場合は当然何も起こらない。
- 「nosferatu」とは、「『吸血鬼』『不死者』を意味するルーマニア語」と説明されることが多いが、実際のところ真偽の程は定かでない。語源についてはギリシア語説(「疫病を運ぶ者」)、ラテン語説(「息をしていない者」)、あるいは古ルーマニア語説(「悪魔」)など種々の説があるが、どれも決定的なものではない。現代ルーマニア語やルーマニアの民間伝承(及びその研究資料)にnosferatuという言葉が見当たらないことから、別の単語が転訛したか、誤聞されたものである可能性も指摘されている。
- 余談だが、この語を世に広める直接のきっかけを作ったのはブラム・ストーカー。元々エミリー・ジェラードが自著でnosferatuを「吸血鬼」として言及したのだが、これを参考にストーカーがワラキア公ヴラドをモチーフにした小説『吸血鬼ドラキュラ』で「不死者」のような意味で用いた。現在のような意味で広く定着することになったのはこのためである。
- 「2009年、スクウェア・エニックスのATCG(アーケードトレーディングカードゲーム)「ロードオブヴァーミリオンⅡ」に使い魔カードとしてゲスト参戦した。
- しかし、同時にゲスト参戦した他のMTGカードはいずれも「プレインズウォーカーか、第10版に収録されている各色のクリーチャー」である。この事から、ユーザーの間では「選出したスタッフが『センギアの吸血鬼』と間違えたのではないか?」とも囁かれている。