Mox Lotus

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
3行: 3行:
 
[[アンヒンジド]]らしいぶっ壊れた[[マナ・アーティファクト]]。
 
[[アンヒンジド]]らしいぶっ壊れた[[マナ・アーティファクト]]。
  
15[[マナ]]と異様な重さだが、それさえも霞む[[無限マナ]]を生み出す[[起動型能力]]を持つ。
+
15[[マナ]]と異様な[[重い|重さ]]だが、それさえも霞む[[無限マナ]]を生み出す[[起動型能力]]を持つ。
 
本来、[http://whisper.wisdom-guild.net/cr/glossary.php?word=g_infinity_rule マジックのルールに「無限」というものは存在しない]のだがこのカードは例外。
 
本来、[http://whisper.wisdom-guild.net/cr/glossary.php?word=g_infinity_rule マジックのルールに「無限」というものは存在しない]のだがこのカードは例外。
  
さらに、いくらでも[[無色]]のマナが出るのに加えてそれを[[色マナ]]に変換することができる。
+
さらに、いくらでも[[無色]]の[[マナ]]が出るのに加えてそれを[[色マナ]]に変換することができる。
 
ゆえに、このカードの能力は「(T):あなたはいくらマナを使ってもマナがなくならない状態になる」という能力だと考えてほぼ問題は無い。
 
ゆえに、このカードの能力は「(T):あなたはいくらマナを使ってもマナがなくならない状態になる」という能力だと考えてほぼ問題は無い。
  
当然ながら、いかなるカードでも(マナ以外の追加コストが無いならば)一発で出せる。
+
当然ながら、いかなるカードでも(マナ以外の追加コストが無いならば)[[唱える]]ことができる。
  
*マナ・バーンの廃止により、3番目の能力が意味を持たなくなった。
+
*[[基本セット2010]]発売に伴うルール変更での[[マナ・バーン]]の廃止により、3番目の能力は意味を持たなくなった。
*1つ目の能力を使うとマナ・プールに無限の無色マナが加わる。一見、2つ目の能力でマナを「束ねて」いくことで呪文の使用に適切なマナが手に入るように見えるが、実際には無色マナの量は「減らない」。無限から有限を引いても無限だから。
+
**また、マナ・バーンのルールがあった頃は無限マナ出した後、それを消費する手段がないままこれを破壊されると、マナ・バーンで一生分のライフを削り取られてしまう心配(?)もあったが、現在ではその心配もない。
**[[Wikipedia:ja:ヒルベルトの無限ホテルのパラドックス]]により無限大の好きな色のマナに変換できそうに見えるが、マジックでは無限回の能力の起動は認められないため有限整数を指定する必要がある。
+
*1つ目の能力を[[起動]]すると[[マナ・プール]]に無限の無色マナが加わる。一見、2つ目の能力でマナを「束ねて」いくことで呪文の使用に適切なマナが手に入るように見えるが、実際には無色マナの量は「減らない」。無限から有限を引いても無限だからである。
*たとえ無限マナでも[[湧出/Upwelling]]が出てない限りは[[フェイズ]]や[[ターン]]の終了時に[[マナ・プール]]は空になる。
+
**[[X]]に∞を入れることはできない。有限整数を指定する必要があるからだ(ただし、銀枠の世界では1/2をも概念に入れられるようだ)。
*[[X]]に∞を入れることはできない。有限整数を指定する必要があるからだ(ただし、銀枠の世界では1/2をも概念に入れられるようだ)。
+
**[[Wikipedia:ja:ヒルベルトの無限ホテルのパラドックス]]により無限大の好きな色のマナに変換できそうに見えるが、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]では無限回の能力の起動は認められないため有限整数を指定する必要がある。
 
*100マナを好きな色の1マナに変換する2番目の能力は、カード単体としてはマジック史上最悪効率の[[マナフィルター]]であろう。すでにタップしているために1番目の能力が使えない状態でも、別の無限マナ発生方法があれば、これを使ってその無限マナを好きな色に変換できる。
 
*100マナを好きな色の1マナに変換する2番目の能力は、カード単体としてはマジック史上最悪効率の[[マナフィルター]]であろう。すでにタップしているために1番目の能力が使えない状態でも、別の無限マナ発生方法があれば、これを使ってその無限マナを好きな色に変換できる。
 
**50マナで好きな色の1/2マナを生み出すことはできない。
 
**50マナで好きな色の1/2マナを生み出すことはできない。
 +
*たとえ無限マナでも[[湧出/Upwelling]]などが出てない限りは[[フェイズ]]や[[ターン]]の終了時に[[マナ・プール]]は空になる。
 
*歴代の大量[[マナ]]を使う[[コンボ]][[デッキ]]のほぼ全ての[[コンボパーツ]]となる。
 
*歴代の大量[[マナ]]を使う[[コンボ]][[デッキ]]のほぼ全ての[[コンボパーツ]]となる。
**とりあえず[[修繕/Tinker]]からでも[[プレイ]]して[[Johnny, Combo Player]]でも使えば何でもそろう。
+
**とりあえず[[修繕/Tinker]]からでも[[戦場に出す|戦場に出して]][[Johnny, Combo Player]]でも使えば何でも揃えることができる。
*[[ラクァタス大使/Ambassador Laquatus]]と組み合わせると一瞬で相手のライブラリーが消し飛んでしまう。
+
*[[ラクァタス大使/Ambassador Laquatus]]と組み合わせると一瞬で対戦相手の[[ライブラリー]]を消し飛ばせる。
*2010以前でマナバーンがあったころは無限マナ出した後、これを破壊されるとマナバーンで一生分のライフを削り取られてしまう
+
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]]

2009年12月2日 (水) 12:58時点における版


Mox Lotus (15)
アーティファクト

(T):(∞)を加える。
(100):好きな色1色のマナ1点を加える。


アンヒンジドらしいぶっ壊れたマナ・アーティファクト

15マナと異様な重さだが、それさえも霞む無限マナを生み出す起動型能力を持つ。 本来、マジックのルールに「無限」というものは存在しないのだがこのカードは例外。

さらに、いくらでも無色マナが出るのに加えてそれを色マナに変換することができる。 ゆえに、このカードの能力は「(T):あなたはいくらマナを使ってもマナがなくならない状態になる」という能力だと考えてほぼ問題は無い。

当然ながら、いかなるカードでも(マナ以外の追加コストが無いならば)唱えることができる。

  • 基本セット2010発売に伴うルール変更でのマナ・バーンの廃止により、3番目の能力は意味を持たなくなった。
    • また、マナ・バーンのルールがあった頃は無限マナ出した後、それを消費する手段がないままこれを破壊されると、マナ・バーンで一生分のライフを削り取られてしまう心配(?)もあったが、現在ではその心配もない。
  • 1つ目の能力を起動するとマナ・プールに無限の無色マナが加わる。一見、2つ目の能力でマナを「束ねて」いくことで呪文の使用に適切なマナが手に入るように見えるが、実際には無色マナの量は「減らない」。無限から有限を引いても無限だからである。
    • Xに∞を入れることはできない。有限整数を指定する必要があるからだ(ただし、銀枠の世界では1/2をも概念に入れられるようだ)。
    • Wikipedia:ja:ヒルベルトの無限ホテルのパラドックスにより無限大の好きな色のマナに変換できそうに見えるが、マジックでは無限回の能力の起動は認められないため有限整数を指定する必要がある。
  • 100マナを好きな色の1マナに変換する2番目の能力は、カード単体としてはマジック史上最悪効率のマナフィルターであろう。すでにタップしているために1番目の能力が使えない状態でも、別の無限マナ発生方法があれば、これを使ってその無限マナを好きな色に変換できる。
    • 50マナで好きな色の1/2マナを生み出すことはできない。
  • たとえ無限マナでも湧出/Upwellingなどが出てない限りはフェイズターンの終了時にマナ・プールは空になる。
  • 歴代の大量マナを使うコンボデッキのほぼ全てのコンボパーツとなる。
  • ラクァタス大使/Ambassador Laquatusと組み合わせると一瞬で対戦相手のライブラリーを消し飛ばせる。

参考

QR Code.gif