サイクル
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#[[サイクリング]]の動詞形。日本語版では「サイクリングする」と書かれているが、英語では「cycle」となっている。 | #[[サイクリング]]の動詞形。日本語版では「サイクリングする」と書かれているが、英語では「cycle」となっている。 | ||
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現在では「サイクル」といった場合、もっぱら1を指す。 | 現在では「サイクル」といった場合、もっぱら1を指す。 |
2023年1月16日 (月) 15:11時点における最新版
サイクル(Cycle)は、
- 1つのコンセプトに基づいて作られたカード群のこと。本項で解説する。
- エキスパンション・ブロックの過去の呼称。ブロック (総称)を参照。
- 2018年-2019年シーズン以降のプロプレイヤーズ・クラブのポイント集計及び特典獲得の期間の単位のこと。
- 2022年から開催されているプレミアイベントの地域チャンピオンシップのうち、日本・韓国で開催されるものであるチャンピオンズカップファイナルの開催単位。
- サイクリングの動詞形。日本語版では「サイクリングする」と書かれているが、英語では「cycle」となっている。
現在では「サイクル」といった場合、もっぱら1を指す。
[編集] カード群
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、3点のライフを得る。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを3点軽減する。
サイクル(Cycle)は、1つのコンセプトに基づいて作られたカード群のことである。用語としては比較的近年になって定義されたものだが、その概念はリミテッド・エディションの頃から存在していた(Mox、ブーンズなど)。
サイクルをなすカードの多くは同じカード・セットに収録されており、その色やカード名、能力やフレイバー・テキストなどに関連性や対称性を持つ。最も多い組み合わせは同じレアリティに各色1枚ずつ作られる5枚サイクルだが、他にも2色の色の組み合わせごとに1枚ずつの10枚サイクル、1つの色の中の各レアリティにつくられる3枚(4枚)サイクル(上位種、垂直サイクル)や、ストーリー上の各勢力にそれぞれ作られるもの、対になっている2枚だけのサイクルもある。
そのほか、複数のエキスパンションに渡る「メガサイクル/Mega Cycle」(エイトグサイクルなど)、さらに複数ブロックに1枚ずつ存在する「メガ・メガサイクル/Mega-Mega Cycle」(テフェリーの島/Teferi's Isle~ケルドの死滅都市/Keldon Necropolisなど)も存在する。1色だけ欠けているサイクル(アヴァシンの帰還のレアの奇跡呪文のサイクルなど)も存在する。
具体的なサイクルのそれぞれについてはサイクル一覧を参照のこと。コンセプトが同一なだけで、カードパワーは大きなばらつきがあることも多い。極端過ぎる例ならAncestral Recallと治癒の軟膏/Healing Salveなど。
- カード名やコンセプトの似たカードが同じカード・セットやブロックに複数存在していても、必ずしも意図的にサイクルとして作られているとは限らない。
- ミラディンの傷跡ブロックで登場した白の太陽の頂点/White Sun's Zenithは他の4色と合わせて頂点サイクルを構成するが、白の太陽の通過/Whitesun's Passageに対応する他色のカードは存在しない。
- ラヴニカへの回帰ブロックでは10のギルド/Guildのうち9つにX呪文が存在するが、セレズニア議事会/The Selesnya ConclaveのX呪文は登場しなかった。これがサイクルであることに開発部も気づいていなかったためである[1]。また単色のX呪文も、白だけ存在しない。この指摘を受けてか、後のラヴニカのギルドでは白緑のX呪文として大集団の行進/March of the Multitudesが登場している。
- ミラディンで登場した塔サイクルの4枚は、特定の色に関係付ける意図で作られたものではなかったが、4つの色をイメージした能力と認識されたため、ミラディンの傷跡では残る赤に該当する災難の塔/Tower of Calamitiesが登場した。
- 1枚または数枚のカードから、後付けでサイクルが作られることもある。
- 前述のエイトグのメガサイクルは、森エイトグ/Foratogにあたるクリーチャーのデザイン時に、それがエイトグ/Atogのバリエーションであることに気づいて制作されたものである。
- 往年の有力カードのリメイクが作られ、それをきっかけとしてメガサイクルが制作されることもある(新緑の魔力/Verdant Force、変異種/Morphlingなど)。
- 未来予知の2色土地サイクルでは、このうち偶像の石塚/Graven Cairnsが取り上げられてハイブリッドランドサイクルとなった。ただし、このサイクルは「未来のカード・セットから1枚ずつ採録した」という体裁を取っているため、少し勝手が違う。
- サイクルは同じコンセプトを共有するカードであるため、開封比が高いとブースターパックがどれも代り映えのしない印象になってしまう。特にブースター・ドラフトで問題化しやすく、小型セットに収録されたカードパワーの低いコモンのサイクルで顕著。ピックされずに卓を回り続けるため延々と似たようなカードを見ることになってしまう。
[編集] 脚注
- ↑ Absence/存在しないということ(Making Magic 2013年5月13日 Mark Rosewater著)
- ↑ 小型セット2つのドラフト(Daily MTG 2015年12月4日 Sam Stoddard著)
[編集] 参考
- Zen and the Art of Cycle Maintenance(Making Magic 2002年7月8日 Mark Rosewater著)
- Sets of Five(Feature 2002年12月25日 Ben Bleiweiss著)
- Mega-Mega-Cycle(Arcana 2005年10月19日 WotC著)
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